〖 Ⅸ 隠者 〗
「ここからは一人で」
喧騒から離れ
友達からもそっと距離を置き
あなたはひとり
洞窟へ続く階段をゆっくりと下りていく
手にしたランプが照らすのは 階段ではない
あなた自身の心の内側
外側には もう正解はない
誰かの答えも 世間の常識も
あなたを導いてはくれない
自分で考えていくしかないのです
あなたは
自分の気持ちを ちゃんとのぞいていますか
いつも周りに合わせていませんか
自分の気持ちを置き去りにしていませんか
気持ちを無視したまま進めば
迷路はますます深くなるだけ
外側は外側 あなたとは違う
あなたには あなたの気持ちがある
あなたの思いがある
答えが出なくて 原点に立ち返り 問い直し続けていた時期もありましたね
迷いも生まれ 不安が胸の奥で波のように揺れていた時期も
自問自答の日々
すっきりする答えなんて出ない
発明のような解決策も降りてこない
それでも 方向性を見失わないように
「社会的にこれが普通」「一般的には」という波に 流されないように
自分の内側の「どうしたい」を 忘れないで
ランプが照らすのは外側ではなく 自分の内側
「自分はこうしたかったから これを選んでいるんだよね」
そうやって そっと振り返る
ぶれながらも一度軸に戻れば やるべき場所へ戻れる
その灯りは 今もあなたの手の中にある
