〖 Ⅱ 女司祭 〗
「あなたのコアにアクセスしてください」
夜の帳が降りるころ
世界がひとつ深呼吸をする
その静けさの中で
あなたはそっと目を閉じる
女司祭が問いかける
「あなたは、どう感じているの?」
外側のまわりの声ではなく
まだ言葉にならない 内側のかすかな震え
それがあなたのコア
触れるためにできることは たったひとつ
自分に問いかけること
「私は今 どんな気分?」
「何が心に残っている?」
「本当は、どうしたい?」
答えは急がなくていい
問いかける行為そのものが 扉を開く鍵になる
日記に一行 感情をそっと置いてみるといい
「風が気持ちよかった」
「胸がざわついた」
そんな小さな言葉が あなたの内なる神殿へ続く 階段の一段目になるから
やがて ふと気づく瞬間が訪れる
その気づきは 静かで 確かで
それがあなたを本当の自分へと導く灯り
感情は誰かに見せるためのものじゃない
あなたの中にそっと持っていればいい
世間の声が押し寄せる日は
窓ガラスを磨くように 心を整えてみてほしい
あなたの人生は あなたのもの
その中心にある静かな光を どうか見失わないで
あなたのコアは いつだって
あなたの内側で やわらかく
確かに 光っている
