時代劇はめったに見ないのだが
この前テレビでちらっと本所・桜屋敷の最後のほうを見て
女優原沙知絵さんの最後のいで立ちが
(闇にいってしまうのだけれど)
潔すぎて
かっこよすぎて
映画版を見に行ってみようって気になりました
(テレビ自体ほぼみないのだけど…
あ、最近のドラマは面白くてちょこっとみる)
いやあ
涙止まんなくて止まんなくて
生きざまとか
手前で賽の目を振って生きる道を決めている姿勢とか
真剣勝負とか
善悪を引き受けているとか
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「日本刀」
昔ある社長さんのお宅で
コレクションの日本刀を目の前で見せていただく機会があった
鞘からぬかれた日本刀は
ずっしりと重く
その光る刃は生きているみたいだった
本物というのは自ら気を放つ
それは
舞台でも
美術でも
写真でも
同じだ
この
「本物」についてはいつかnoteにでも書こう
日本刀といえば一般的には時代劇を思いうかべる
その時代での殺し合いは
お互いに向き合って
命を懸けている
負ければ死がある
勝つとしても負けるとしても
人の急所を斬るその感触は全身で受け止めることになる
勝った者はその感触を忘れぬまま
自分の業だけでなく斬って命を奪った者たちの業も背負ったりする
(って表現の仕方合ってるかな?)
現代はボタン一つだ
ポチッで終わる
戦争にしてもネットにしても
人と人の間には命の通っていない物体が入るから
命のやりとりという実感はわきにくい
(あ、そもそもやりとりなどしてないか…)
あ
ナイフの場合もあるか
同じように感触が残るのだと思うけどなあ
命を奪ったとかその人の人生の背景とか
顧みるときはあるのだろうか
自分の欲求を満たしてリセットするだけ
なんだろうか…
おなじ刃物でも
現代のはとても軽い
軽くて気色悪くてもやもやして
考えないように忘れようとする
さっさと終わろうとする
そんな感じか