「人間」と「愛」を見てきました
いや立て続けに見たもんだから
パンフを並べてみただけさ
(ちなみに前日にはエヴァンゲリオンも見た
アスカと一緒に
思わず讃美歌うたっちゃったよ
心の中でね)
映画を見た帰り
しばらく歩いた
夜の街を
少し冷たい
でも心地の良い風
オフィス街だから
夜がよくわかる
街のうす暗さ
ときどき目の端に灯りがみえるから
月が出ているのかと
その方角をみあげたが
マンションの電灯だった
それが何回か続き
やがて
駅についた
月を
月を見たかったが
今夜は雲に隠されているようだ
月のカードは
まだ見えない最中
暗闇を歩いている最中
月
その迷路はまさに人生だ
そして
そういう月を持っているのは自分
そして
そういう月を一緒に抱えてあげられるのは
小さいころの
自分
この宇宙の時間空間と
人間の時間空間を
くらべたら
人間はなんとちっぽけな短命な存在か
そして
なんと一生懸命な存在か
今夜も
この夜のもとで
たくさんの人生が眠りにつく
人間が生息する以上
そこにはかならず
愛がある
