※映画を見てきました
映画のお話の前に
まずは
<昨年の田中泯さんの踊り(舞台)をみた感想>
着席する
目の前には大きな花輪
お葬式?
床には血
または赤い花びら
目の前の穴は子宮口にも見える
出産シーン?
井戸?
井戸にさす月の光
底に映る赤い月の断片
花々で飾り優しく見せかけて誘うブラックホール?
・・・
人間が出てきた
何万年と息づいてきた地球と
数年生きている人間
戦っている
飛び移ろうとしている
足を搔いている
なにをしているのかはわからない
分からないのは当たり前だ
わたしはその人ではない
わからない
わかりあえない個
でも
だからこそ
どこかでつながりあえる個
自分の魂とともに生きてきた体
ひとつひとつ確かめて
その末の死
_ _ _
舞台から受けた自分のイメージを
ブレーキをかけずにどんどん広げていく
ただ
並べていく
わざわざ組み立てなんかしない
バラバラでもいい
意味付けなんかいらない
田中泯さんの踊りはストーリー立てするほど小さく収められるものではない
抽象画を見る時の自分のやり方とおんなじように
わたしはわたしのイメージを置き続ける
舞踏はなんだか泥臭くて好きになれない
知り合いにそう言う人がいた
言っていることはわかる
人間味が見える部分がおおいから
・・・といえばいいのかな
説明する言葉がうまく出てこないけれど
_ _ _
さて
映画の感想です
大変大変疲れてしまったw
フィルムの中で泯さんがおっしゃっていたように
泯さんと見る側との間にダンスが生まれる
わたしは映画を見ながら
ずっと踊っていた(心がね)
自分も舞台稽古したみたいに
見終わったあと
とてもとても疲れたし
面白かった!
_ _ _
また泯さんの舞台を踊りを見にいこう
そして
踊り終わったら
嬉しそうに楽しそうに
そでから椅子を引っ張ってきて
トンと座って
泯さんはまた観客とのおしゃべりを始めるんだ
今を生きる舞台を
また見に行こう
