上半身は強く強くギターの弦をかき鳴らす。
当然足元も強く地面を蹴りつけているかと思うと、彼の足先は反対に雲の綿毛を踏むかのように軽やかにステップをふむ。
まるで地面という重力のない世界で遊んでいるように。
それが昔からの彼のギタースタイル。
それが昔からの彼らのギタースタイル。
何にも縛りつけられない。
誰にも縛ることはできない。
↑
ツイッターで書いた。頼まれてないのに自ら再掲載(笑。
健一ちゃん(笑)のギター姿観た時の感想。
2日間限定の[岸 リトラル] リーディング 版が上演された。
リーディングっていうと[ テーブルと椅子に水。そして一冊の本。]それを読み聞かせる。 、って思っていた。
その概念は大きく壊された。
アコースティックギター奏者が舞台の右手で演奏を始める。
左奥の扉が開く。リーディングが始まる。
始まる?
ん?
リーディングだよね?
扉が開くとエレキギターを弾きながら登場。すでに舞台で演奏されているアコギの上にエレキが重なり会場が満たされる。
ギターを弾いたまま舞台、ステージの中央へなだれ込む。崩れるかのようにギターを舞台の真ん中へ置いた彼の手に握られているのは一束の紙。リーディングの台本。
息を弾ませ、紙を握りしめ、舞台の前に走り出てくる。
「完全やけくそになって判事さんに逢いにここまで走ってきました。躊躇いもせずに走ってきました。」
「リーン(電話のベル)。『もしもし。来てください。お父さんが亡くなりました』」
リーディングが始まった。物語が始まった。
片手に握られたリーディングの紙をまるで手紙を読むかのように1枚1枚読み上げ、読み終わった紙は1枚1枚舞台の上に投げ捨てていく。舞台の上は紙という投げ捨てられた彼らの痕跡で埋められていく。
その様子はまるで立ち稽古に立ち会っているようでもある。
立ち稽古のような舞台は、揺れ動く感情によって舞台の上を動きまわる。束を読み終わるとその都度、そこここに配置された台本の束を魔法のように手にする。
読み、投げ捨てていく。
読み、投げ捨て、ギターをかき鳴らす。
投げ捨てられた紙たちは彼らのspur。痕跡。
そしてエレキは彼の感情の音。時には爆音となり、私たちはその音に乗り彼の世界へと誘われていく。
旋律は耳に響く痕跡。シュプール。
台本を読み進めながら、物語の中の彼は赤いスーツケースの中から父の手紙を見つける。
彼は産まれたばかりで母を亡くし、父は母の面影から逃れるように子を残して立ち去った。そして父は息子に手紙を残した。母との記憶を託す手紙。
舞台で読む台本と手紙。
時に舞台の上から彼の頭上で紙がはらはらと舞い注ぐ。感情という紙たちに彼らは押しつぶせられる。
台本の束と手紙の束。
これらは舞台の上で読み捨てられ、足元で踏みにじられて混ざり、リーディングという現実とお芝居の中の世界が混ざり混沌を見せつけられる。
なんだろう。
これはリーディングなのか?
これは一人芝居なんだろうか?
リーディングという中の世界で彼は、息子、父、若い頃の父になる前の父、亡くなってからの父、そして台本を読む自分を私たちに見せつけた。エレキギターを弾く姿も。
なんだろう。この贅沢なリーディング。
奇跡の2日間。奇跡の2000円。
ありがとう。健一ちゃん。
なんだがしっちゃかめっちゃかな文章になっちゃった(笑。とりあえずww アップ

投げ出された椅子と散りばらまかれた紙たち。ツイッターより
リーディングっていうと[ テーブルと椅子に水。そして一冊の本。]それを読み聞かせる。 、って思っていた。
その概念は大きく壊された。
アコースティックギター奏者が舞台の右手で演奏を始める。
左奥の扉が開く。リーディングが始まる。
始まる?
ん?
リーディングだよね?
扉が開くとエレキギターを弾きながら登場。すでに舞台で演奏されているアコギの上にエレキが重なり会場が満たされる。
ギターを弾いたまま舞台、ステージの中央へなだれ込む。崩れるかのようにギターを舞台の真ん中へ置いた彼の手に握られているのは一束の紙。リーディングの台本。
息を弾ませ、紙を握りしめ、舞台の前に走り出てくる。
「完全やけくそになって判事さんに逢いにここまで走ってきました。躊躇いもせずに走ってきました。」
「リーン(電話のベル)。『もしもし。来てください。お父さんが亡くなりました』」
リーディングが始まった。物語が始まった。
片手に握られたリーディングの紙をまるで手紙を読むかのように1枚1枚読み上げ、読み終わった紙は1枚1枚舞台の上に投げ捨てていく。舞台の上は紙という投げ捨てられた彼らの痕跡で埋められていく。
その様子はまるで立ち稽古に立ち会っているようでもある。
立ち稽古のような舞台は、揺れ動く感情によって舞台の上を動きまわる。束を読み終わるとその都度、そこここに配置された台本の束を魔法のように手にする。
読み、投げ捨てていく。
読み、投げ捨て、ギターをかき鳴らす。
投げ捨てられた紙たちは彼らのspur。痕跡。
そしてエレキは彼の感情の音。時には爆音となり、私たちはその音に乗り彼の世界へと誘われていく。
旋律は耳に響く痕跡。シュプール。
台本を読み進めながら、物語の中の彼は赤いスーツケースの中から父の手紙を見つける。
彼は産まれたばかりで母を亡くし、父は母の面影から逃れるように子を残して立ち去った。そして父は息子に手紙を残した。母との記憶を託す手紙。
舞台で読む台本と手紙。
時に舞台の上から彼の頭上で紙がはらはらと舞い注ぐ。感情という紙たちに彼らは押しつぶせられる。
台本の束と手紙の束。
これらは舞台の上で読み捨てられ、足元で踏みにじられて混ざり、リーディングという現実とお芝居の中の世界が混ざり混沌を見せつけられる。
なんだろう。
これはリーディングなのか?
これは一人芝居なんだろうか?
リーディングという中の世界で彼は、息子、父、若い頃の父になる前の父、亡くなってからの父、そして台本を読む自分を私たちに見せつけた。エレキギターを弾く姿も。
なんだろう。この贅沢なリーディング。
奇跡の2日間。奇跡の2000円。
ありがとう。健一ちゃん。
なんだがしっちゃかめっちゃかな文章になっちゃった(笑。とりあえずww アップ

投げ出された椅子と散りばらまかれた紙たち。ツイッターより