スポケーン 覚え書き② | moon2tさんのブログ
キャスト
カーマイケル(左手をなくした男)しゅうさん
トビー(黒人)健ちゃん
マリリン(トビーの恋人)優ちゃん
マーヴィン(フロント係)ソンハくん


包みの中を見た男は自分の探していた手とは違うと怒りだす。

「よく見ろ!この手が俺の手だと言うのか?」

探しているのは自分の切り取られた手だと言う。
子供の頃、家の前でキャッチボールしていた時、見知らぬチンピラに連れ去られ電車のレールの上に手を押し付けられた。電車がその上を走り過ぎ、手が切り落とされた。
「チンピラはオレの手を拾って、遠くからオレに向かって『BYE-BYE』って手を振ったんだ。『BYE-BYE』。自分の手に『BYE-BYE』ってされた気持ち分かるか?切り落とされた腕からは血が沢山流れた。どうしたと思う?何かで見たやり方でマッチで火をつけ腕を炙って止めた。その時誓ったんだ。もし死ななかったら自分の手を探そう。それからオレは37年間手を探している。これがオレの手か?」

「えーと。間違えた。もう1つあったな?な?」
「ないよ。いっこだけだよ。」
「あるよ。」
「ないっ!」
「ある」
「じゃーなに?うちん中には手がゴロゴロ転がっているの?」
「そうだよ。ほら。冷蔵庫の上!」
「え?うちには冷蔵庫なんてないじゃん!」
「あるんだよっ!」ちょっとイラつき気味にトビーが言う。
「ちょっと取りに行ってくる。」
「ないじゃん!冷蔵庫なんて!!」
「ガレージに!」
「あれ?あの壊れた?」
「そう。そうだよっ!」
「壊れているのに冷蔵庫に手を入れているの?」
「冷蔵庫の上だよっ!壊れているのになんで中に入れるんだよっ?」
しまいには涙ぐみながら訴えるトビー。
「あるんだよ……冷蔵庫の上。ガレージのーぉ……」
イラつきながら大股で部屋を横切り片隅に置いてあるベッドに飛び込む。そのままの勢いでベッドスプリング大の字、飛び跳ね始める。
「トぉビぃーっ!やぁーめぇーてぇー。泣かないで!やーめーて!」
大の字のままベッドで何度も勢いよく跳ねる。
((ひゃーベッドってこんなに跳ねるもんなんだ笑))


2人のやり取りを見ていた男が口を挟む。
「冷蔵庫の上にあるんだな?」
「そうだよ。ガレージの冷蔵庫の上。これから取りに行ってくる。コイツは置いていくから」
「待ってよ!私を置いていくの?」
また2人の痴話喧嘩のようなやり取りが始まる前。

「よし。オレが取りに行く。」男が言う。

鞄から手錠を取りだし部屋の反対側にあるバスルームの剥き出しの配水管に2つ留める。女に顎で手錠をはめるように指示。ふてくされように大股でまで歩き、手錠に手を入れガチャン。これでいいんでしょ?って顔を向ける。
「お前もだ。」
「ガレージの上…。手…。」泣き声で訴える。
男は再度、手錠をはめるように顎を軽く動かす。しぶしぶと歩き手錠はめる。

「よし。住所は?」
「ぜってー教えねー!」

「住所は?」今度は女に聞く。女は恋人に置いていかれそうになった腹いせに住所を男に教える。
「ここ(ホテル)からどれくらいかかる?」
「10分くらい……」

男は鞄の中からガソリン缶を取りだす。ローソクは長いのと短いのを手にする。10分と聞いてローソクを決める。受け皿にローソクが無くなったらガソリンが引火するようにセットする。
2人が騒ぐ中出掛ける準備。
「銃は持ったな。鍵は?よし。」コートのポケットを淡々と確認。
「45分でガソリンに火が着く。それまでに戻って来れなかったら……分かるよな。」

ベッドサイドの扉を開け、非常階段から出て行く。


茫然と見つめる2人。

「なんで住所教えるんだよ!」
「へー。知らなかった。うちには手がゴロゴロ転がっているの?」
「ねーよ!」
「は?だったらなんで冷蔵庫の上?」
「バカか。オレが外に行って助けを求めようとしたんだよ」
「じゃあ、あたしでも良かったじゃん!」

すったもんだ痴話喧嘩。
ローソクの火は燃える。

「あれ消さねーと!」
手錠をガチャガチャ。外れない。何か、消すもの……。
プッ!プッ!プッ!
唾を飛ばすものの遠すぎて届かない。
!っ
足元を見、靴を脱ぎローソクめがけて……。
失敗。
もう片方。
外れ。

マリリンも真似して投げるが全然検討違い。
「貸せよ!」「やめてよ」
もう片方の靴の取り合い。靴はすっぽぬけて反対方向に。

!っ
マリリンの方、部屋の真ん中にスーツケース。
「取れるか?あの中に何か(火を消すもの)が入っているかも知れない」

格闘の末、スーツケースを引き寄せる。
「う。なんか臭い!」
「何が入っているんだ?」

スーツケースを開けると大量の左手が雪崩落ちる。



はい。ここでまた一旦止める。疲れた。
こんなだったよね。ストーリー。書きながら思い出しています。ふー(  -。-) =3

次はマーヴィン。