どうも乗車ポジションのセッティングがおかしい。
このところ毎回走りに出るたび、腰痛・股痛・首痛が交互に、時に複合して発生する。
しかも、強めに負荷をかけるとそれぞれがかなり痛む。
これまで気まぐれにパーツの交換をしたり、局所的な痛みに対応した部分ごとの調整を繰り返してきたが、どうやらそのせいで乗車ポジション全体がロードバイク本来の適正なものから大きくズレていったらしい。
やはり我流はよくない。
そこで、下記のサイトを参考にきっちり基本ポジションを出してみることにした。
http://kiama.blog32.fc2.com/blog-entry-610.html
http://kiama.blog32.fc2.com/blog-entry-590.html
http://www.bicycle-watanabe.co.jp/mt/setting/
(リンク先様各位:リンクに問題がありましたらコメント欄にお知らせください。削除いたします。)
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まず、最も基本となる私自身の股下長、および身長を確認。
・身長:174.5cm
・股下:76.5cm(裸足で測定)
・・・股下長が標準より相当短いので何かの間違いかと思い、再度測り直したが結果は変わらず。
数字は正しい。。
この股下長・身長をベースに算出した車体の寸法が写真の①~⑥だ。
それぞれの実際の長さは次の通り。
①クランク軸~サドル:67.5cm
②サドル地上高:92.0cm
③ハンドル地上高:85.5cm
④サドル~ハンドル落差:6.5cm(②-③)
⑤サドル先端~クランク軸:およそ4.5cm
⑥SB寸法:64.5cm
今回の設定で一番注目すべきポイントは⑥のSB寸法。
SB寸法とは、この設定方法を提唱した方の造語で「サドル先端~ブレーキブラケットの距離」を指す。(私はブラケットの真ん中辺りで測定)
個人差はあるが、おおよそ「サドル高(=股下長×0.875)×0.96」で求められるらしい。
で、実際にこのセッティングを試してみると、⑥と④の組合せがじつに絶妙だ。
設定してすぐ60kmほど走ってみたが、それだけでも明らかに従前より首と股間にかかる負担が軽減したことが分かった。
サドル高×96%の黄金比は、`なるほど’の納得感が得られるものだった。
このポジション見直しの結果、それまでの前乗り・短尺トップ・高サドルから大きくポジションが変わったが、その後の走行はまずもって快適。
身体の局所的な強い痛みも今のところ出ていない。
今後、峠や平地など用途に応じて都度若干の設定見直しを行うこともあるだろうが、迷ったらこのベース設定に戻せばOKだろう。
ロードバイクは道具として複雑な機構を持つ分、より精密で正しい準備が必要なのですな。
応用はそれからのこと。
理解しましたよ。謙虚に、身をもって。(笑)
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