そうしてみると。「感情を味わい尽くす」という事がはじめて腑に落ちた、氣がする。いつもいつも母の感情と強い念に振り回され、それをどうにかしようとしていた。そして眠れぬ夜が続く、というループ。まとう殻を1つづつ脱いでゆく。なんにもしなくていい、んだよね。そして少しずつまた進む。一歩進んで二歩下がってもいい。「ま、いっか」ストラップにゆるゆる揺られながら。