がんって、2人に1人が罹患する病なのに、健康な時って鈍感で、自分もそうですが、家族が罹患することさえ考えもしなかった。

今、がんと言う経験を経て無知であり、そして他力本願であったと気付く。

がんに限らず、自分がどう死を向かえたいか考えたことも無かった自分が、告知を受けた翌週には、治療選択を迫られる。

無治療と言う選択もあるのだ。

治療が始まってから分かる、自分の理解と、医療の常識。

最初に気付いたことが、お金の話し、恥ずかしながら自分が加入している健康保険組合の制度を一切理解していなかった。
医療費は3割負担だと思い込み、係る医療費から試算をし、高額な医療費に愕然するも、限度額申請を行い低減が図れたり、保険金の給付を受けるための医師の診断書があんなに高額であること請求時に理解し、できるだけ纏めて請求をすることが分かったり、がんになって理解することが本当に沢山。

メンタル面も同じで、今、もの凄く前を向いて進んでいるが、告知直後は、孤独や閉塞感、未来の希望も無かったこと、自分だけと思ったことが皆にも当たり前の様におきていることに気付いたり。
がん種により悩みが色々違うことを理解したり。

人間って、呼吸をして食べているだけでは満たされない生物であり、単純に「死ぬこと以外かすり傷」とならないことを、自分の周辺からも理解した。

人間って、生きる上での欲求だけが満たされるだけでは満足できない。
自分のことを、周りや社会に認められたい変わった動物。
でも、そこが一番重要なんです。

全ての人が同じ欲求や価値観で行動している訳ではないので、皆それぞれ希望は違う。

確実に言えること、人はひとりのでは生きていけない、必ずどにかのフェーズで話を聞きたいと思うし、話を聞いて欲しいときがある。
それは、大人数では無く、1対1だったりするんですよね。がん患者、がんサバイバーは色々な悩みを抱えている。

そこに医療関係者、行政、患者会は、がん患者の視線で考えてくれ様と、努力頂いていることが、本日の「がんを考える」で理解することができました。

本当に素敵です。少しでも悩み苦しむ時間が少なくなる社会ができる日がくると、僕は信じています。

また、展示ブースでは、色々な方とお会いすることができました。

笑顔の会「はまさん」のブースでお話をしていると、moonさんとの話し声を聞いて頂いて、僕のブログを見て頂いていることをしり、僕のブログを見て勇気を貰ったとか、強いですねとお褒めの言葉を頂き、こそばい感じだが、凄く嬉しく感じた。

ひとりの女性は、僕の次男の写真を楽しみにしていることを話してくれたりして。笑



そんな訳で、今日のWANKOです。汗

何だか書いているうちに纏まりがなくなってしまいましたが、それはそれで僕らしいかなと思い、このままブログをアップします。



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今日も皆様にとって笑顔溢れる素敵な1日であることを心よりお祈りさせて下さい。