[画像ハッチング]の応用
画像の編集をするにはそれ用のソフトを使ってやるのが普通ですが、DRA-CADだけでも簡単な編集は可能です。
(DRA-CADに梱包されているDraster.exeを使うのではありません)
始めに、今回使用する[画像挿入]コマンドと[画像ハッチング]コマンドの特徴についてまとめておきます。
[画像挿入]コマンド
・図面に画像を貼り付ける
・縦・横の拡大・縮小が出来る
・透明度を設定できる
・α合成が出来る
・マスクカラー合成が出来る
・影、ぼかしが設定できる
・表示範囲が設定できる(上下左右の非表示部分を%指定)
[画像ハッチング]
・画像を連続して表示できる(1枚のみの表示も可)
・ベースがポリラインなので、形を自由に編集できる
※テクスチャーを設定した3Dポリラインの2D版という感じです(個人的な感想です)
・透明度を設定できる
・挿入した画像と同サイズの矩形ポリラインを作図し、[画像ハッチング]で画像ハッチング化する
※マニュアルには下記のようにありますが、実際には[画像ハッチング]も有効です。
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[ハッチング図形] ハッチング図形の書式(色またはパターン)をコピーします。
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例として、下の2枚の画像を合成してみます。
素材A(ビル群の写真) [画像挿入]にて
→ 別のレイヤで同サイズの矩形ポリラインを作図
→ [画像ハッチング]で素材Aの写真を指定(幅、高さは写真に合わす)
(見掛けは挿入した画像と同じです)
素材B(夕空の写真) [画像挿入]にて (Aの幅に合わせています)
先ず、素材Aの背景(曇り空)を隠すマスク用にポリラインを作図します。
(塗りつぶし:白 レイヤは画像より小さいレイヤ番号で)
(これを素材Aの上に載せれば、曇り空を消したビル群の写真になります)
先に作った画像ハッチングから上のマスク(ポリライン)を切り欠けば、ビル群部分の画像ができます。
素材Aにマスク(ポリライン 白 透明度50%)を載せたもの
素材B(夕空 透明度25%)にビル群(画像ハッチング)を載せたもの
[画像ハッチング]のもう一つの応用です。
挿入した画像と同サイズの画像ハッチングを作った後、その画像ハッチング内に適当なサイズの矩形ポリラインを作図します。
[属性/書式コピー]で先の画像ハッチングからコピーすると元画像の一部をトリミングした状態の画像(画像ハッチング)になります。
↓画像ハッチングを消した状態
※それぞれの画像ハッチングは、移動すると画像は変化しないまま移動し、辺、頂点を移動(ストレッチ)すると、画像の表示範囲が変わります。
※この時、元の画像ハッチングの左下部分に極小の矩形ポリラインを作っておき、上記同様、属性/書式コピーしておきます。 (赤丸囲み部分)
そうするとこれが画像ハッチングのコピー元として使えるので、位置関係を把握しておけば、別の位置に画像ハッチングを作る際に便利です。 (元の画像ハッチングを削除してもOK)
※これは通常のハッチング図形にも応用でき、非常に便利です。
↓素材A(画像挿入したまま)
↓素材Aにマスク(ポリライン 白)を載せたもの
↓素材Aにマスク(ポリライン 白 透明度50%)を載せたもの
↓素材B(夕空)にビル群(画像ハッチング)を載せたもの
↓素材B(夕空 透明度25%)にビル群(画像ハッチング)を載せたもの
今回素材として使用した2枚の画像は下記のサイトからダウンロードしたものです。
切り抜き素材ダウンロードサイト
NO-N-NO
http://sozaiya.com
くまたろ 2018.05.29












