GパンTシャツ姿の聖人 | ムーンワーカーズ

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一人ひとりの人生があり、仕事がある。
自分というものをもっと知ろう。
個性は十人十色、作業も十人十色。
仲間の数だけ楽しさは増え苦しみは減る。
人に迷惑かけたら人の迷惑もらおう。
それがどうした? そんなもんでしょ。
地域と仲良く家族を信じ自分を大切に。

“神も仏も信じない人は不幸である”と宗教に入信している人が言う。自分たちだけ幸せだと思っているらしいが、勘違いもはなはだしい! むしろ、不幸だから宗教にすがるんじゃないの?と言い返してあげたい。また、ある知人は幸せになるために70万円もの金銭を供出して入信したという。“お前の幸せは金で買えるものなのか”と言ってやりたい。

 ところが、かく言う私ごとき人間が、思わずハマってしまう「神の子イエス」と「目覚めた人ブッダ」がいる。世紀末の大仕事を終え、バカンスを過ごすために、Gパン・Tシャツ姿で下界に降臨したこの二大聖人が、東京立川の安アパートで共同生活を始めるというコミックが話題を呼んでいるのだ。お笑いギャグが好きで秋葉原を聖地と呼ぶほどパソコンを使いこなすも、子どもっぽくて浪費癖があって生活にだらしない“ジーザス”。かたや、家事全般をこなすも、ベジタリアンのため肉は使わず、手塚治虫の「ブッダ」に感銘し生まれながらにして動物に好かれるも、苦行癖が抜けない倹約家の“シッダールタ”。そんな二大聖人とその弟子たちが繰り広げる奇跡と慈悲の日常には、ギャグと真理が満載だ。大乗仏典や新旧聖書などを読んでも決して得られなかった感動をさり気なく味わえるギャグ漫画『聖☆おにいさん』は、現代人の「Myバイブル」となるやもしれない? “えっ!宗教への冒涜だ”と言いかねない敬虔な入信者さん、それは言いっこなしだ。二千年以上昔の真実を知る人など、この世に一人もいないのだから。

 累計発行部数1,000万部突破のこの作品は何と1580590円。最新刊8巻まで読んでも4,700円程だ。これで幸せが買えるなら、Gパン・Tシャツ姿の神仏を信じてみるのも悪くはない。Sakai