今日は
27年サイクルで変化する
自分の内面の春夏秋冬について
少し専門的な占星術のお話


プログレッション法
(進行法のひとつ)の
「月」について書いてみます。
いわゆるプログレスの月について。


わたしが
「プログレスの月」を
意識しだしたのは20年近く前
プログレスの新月」を
水瓶座2度で迎えた後です。



 私のプログレスの新月


その頃は進行図を
計算できる占星術ソフトを
持っていなかったのですが。
少し前から、なにか大きく
「風が変わった!」ことに気づいていました。


プログレス新月の前年、
山羊座にあった
プログレス太陽
30年ぶりに
水瓶座に動いたタイミングで
閉鎖的で縛りの多い社宅を出て、
自由な一戸建てに移った時期だったから。
(ベタ過ぎる山羊座からの水瓶座)


その次の年迎えた
プログレス新月は水瓶座の2度
サビアンは
「予測してなかった嵐」💦💦
今のサイクルは、
嵐から始まったのでした。


その頃は
「中年の危機」の星回りもあって、
一時は心身ボロボロに。

でもそこからの流れのおかげで
今のような仕事をするように
なったのでした。
(その過程はこちら➡︎💞)







※以下2014/10/12記事を検証&加筆しました


占星術では、
出生時の天体配置図で
才能や個性を読み
運行中の天の星の配置
(トランジットと言います)
との関係を観て、
どんな影響を受けるかを予測します。


その時に、
もうひとつ必ず確認するのが、
出生図を特定のシステムで進め、
その人の内的変化を観る
「進行法」という手法の図。
(専門的にはいくつかの手法があります)



出生図からは元の資質、
進行図から現在地の気分、
トランジット図からは外的な影響を観て

その関係性から、
どのようなことが
起こるかを読むわけです。



 プログレスの月の仕組み




元々、「月」
「快・不快」の感覚感情をはじめ、
プライベート、身体などを表します。
進行法の月もこれに準じて、
その時期の内的気分を読み取ります。




このプログレスの月(P月)も、
12個のサイン(星座)や、
12個あるハウスを順番に進んでいきます。

P月の進む速度は、
27.3年でホロスコープを一周。
(月の1周27.3日に準じます)
P新月からP新月周期は29.5年です。
(月の満ち欠け周期29.5日に準じる)


なので
プログレス月は、
ひとつのサイン・ハウスに
約2~2年半位ずつ滞在します。
そして
それぞれのサイン、
それぞれのハウス居るとき
「P月」は、
そのサインやハウスの気分を
吸い込んで、
その気分に染められ、
それを指向するのです。



たとえば、
4ハウスにP月があるときは、
自分の足元(家族や家庭生活、
土台になる場所での活動)に意識が向き、
お外でブイブイ(いつの言葉だよ笑い泣き
言わせて遊ぶ気分じゃなくなります。


7ハウスにあるときは、
「出会いが多い」と読みますが、
人がやってくる、というよりも
自分自身が対人関係に意識が向き、
開かれた気分でいるから、
自ずと出会いが多くなる・・・というシクミです。



 プログレス月の現在地



私のプログレスの月は、
現在(*注 2014/10 現在)
10ハウスのお終いの方にあり、
来年の2月に、11ハウスに入室します。
10ハウスというのは、
天頂(MC)から始まるハウスで、
「社会的看板や立ち位置」を表す場所です。


・・実際的には、
職業や地位・肩書などが表れるところ。


ここにわたしの進行の月が
入ったのは、2012年の5月。
その直前の春分に、
FC2のブログを始めました。
もちろん、意図的にです(笑)。


10ハウスにP月がある間に、
できるだけのことをしておこう、と
たくさんのブロックを外しながら、
苦手なことにもチャレンジして、
お客さまとご縁を
いただけるようになってきました。


2年半が過ぎ、
10ハウスにP月があるのも、
もうあと少し、ラストスパートです。
P月が11ハウスに抜けると、
気分的には、
「降りたくなる」といわれています。
社会的にやるだけのことをやった、
リタイアして好きなことしよう、
のタイミング。


次に進む
11ハウスは仲間や未来を表し
自由で風通しの良い、
広い範囲の交流ができるハウス。


堅苦しい「おしごと」気分じゃなく、
勉強してきたことを
心通じる仲間と共有するというような、
開かれた活動ができるようになると
いいなと、思っています。


ーーーーーーーー
*2024年の後日談
P月11ハウス(双子座)時期は
たしかに自由に風通し良く、
たくさんの生徒さんと繋がり、
荻窪サロンで講座をしていました。
占星術講座だけでなく、
いろいろな学び・遊び・集まりを
共有していたのも
11ハウス双子座的でした。

意欲がなくなることも
「降りる」ことも、ありませんでした。
それは多分元々の出生図11ハウスに
木星(拡大・発展・受容)があるからで。

やはり出生図の状態は、
いつでも、ベースになると感じました。




 P月のサイクルを利用する



このように、
占星術を利用すると、
戦略的に、
気分を先取りして、
動いていくことが可能です。


時期によって
一番効率の良い
無理のない動き方があります。

それを無視して、
その時期の気分に
合っていないことをするのは、
効率が悪いばかりでなく、
ストレスも増えます。


じっとして、さなぎのように
閉じこもる時期だってあります。
外向きに自由に楽しむことが
最善な時期もあるし、
がんばって看板出しするのに良いときも。


個人的意識の春夏秋冬
みたいなものですね。


出生図の個性と、
トランジットの刺激も大事ですが、
プログレスで
自分が今どんな時期にあるのかを
知っておくことは、
とても役に立ちます。

 



ーーーーーーー

*写真は、
P月が5ハウスにあって、
 ネイタル(出生)の太陽と
 合していた頃の秋の風景。



5ハウスは、
喜びや創造を表します。
転じて「子ども」という象意も。

恋愛も表しますが、
心理占星術のノエルティル氏は、
「愛情を与えること」が、
このハウスの焦点であるとしています。


機能不全家庭で育った
(と、こだわっていた)私にとって、
とても貴重な
5ハウス過程だったなと思います。



初2014/10/12 記事






■Roo1213@吉祥寺■

 

 

アストロセラピー


connect&integrate@Room1213


セッション占星術ベーシック講座


 


@吉祥寺アトリエまたはzoomオンライン