第7回宝塚ミラーボール『フォーク・ファンタジー』
1976年(昭和51年)10月8日、9日 宝塚大劇場
レコードジャケットです
たぶん真ん中でピアニカらしき物を持っているのが峰ちゃん
右隣が上原まりさん、衣通月子さん、銀あけみさん
出演
- 専科 ー 銀あけみ
- 花組 ー 安奈淳、松あきら、明日香みやこ、三井魔子、みさとけい、上原まり、島ゆり、美樹ひろみ、美野真奈、八代東奈、真汐ちなみ、寿ひづる
- 星組 ー 但馬久美、鳳蘭、衣通月子、玉梓真紀、奈緒ひろき、風美圭、月城千晴、宇月千佳、桐生のぼる、峰さを理、鯉のぼる、紫城いずみ、諏訪アイ、火の鳥美奈、愛田まち
レコード収録曲
A面
- WA YA YA ― 全員
- 風に吹かれて(作詞・作曲 BOBDYLAN) ― 安奈淳
- サウンド・オブ・サイレンス(作詞・作曲 PAUL SIMON) ― みさとけい、玉梓真紀
- ミセス・ロビンソン( 〃 ) ― 三井魔子、明日香みやこ
- カボローフェア( 〃 ) ― 銀あけみ、上原まり、衣通月子
- コンドルは飛んで行く( 〃 ) ― 但馬久美
- 明日に架ける橋( 〃 ) ― 安奈淳
- 花はどこへ行った(作詞・作曲 PEAT SIEGE) ― 鳳蘭
- 無題(作詞・作曲 安奈淳) ― 安奈淳
- 恋の一粒( 〃 ) ― 安奈淳
B面
- あの日に帰りたい(作詞・作曲 荒井由実) ー 銀あけみ
- 別涙(作詞・作曲 因幡晃) ー 明日香みやこ
- 青空ひとりきり(作詞・作曲 井上陽水) ー 松あきら
- ロードショー(作詞 伊丹恵、作曲 山本達夫) ー みさとけい、上原まり
- 夢の中に(作詞・作曲 井上陽水) ー 但馬久美、衣通月子、玉梓真紀、奈緒ひろき
- シクラメンのかほり(作詞・作曲 小椋佳) ー 安奈淳
- わかって下さい(作詞・作曲 因幡晃) ー 鳳蘭
- 帰らざる日々(作詞・作曲 谷村新司) ー 鳳蘭、安奈淳
- WA YA YA ー 全員
- 哀しみのソレアード(作詞・作曲 ZACAR) ー 全員
この公演は観ていないんですが、ミキちゃん(安奈淳さん)が大好きだった姉がこのレコードをよく聴いていたので、私も一緒に聴いていたと言うか聴かされていました (^^♪
記憶力のいい小学生の頃だったので今でも全曲歌えます。有名な曲ばかりなんですけど、ほとんどの曲をこのレコードで初めて聴きました。
1976年の「宝塚グラフ」11月号によると、
宝塚歌劇とは、ラメ入りの絹のハンカチーフである。それを、今回は素朴な、清潔な木綿のハンカチーフにしてお見せしたいという事である。これは決して、宝塚歌劇を通俗の世界にひき降ろして世に問うのではなく、宝塚歌劇を見やすいようにして見ていただこうというのであろう。
タカラジェンヌとフォーク・ソング。確かに奇妙な出会いであると宝塚歌劇を知る者にとっては思える。しかし、タカラジェンヌの多くは、若い世代である。実際、この催しに多くのタカラジェンヌが出演を希望し、星組生は、厳しい公演の稽古のあい間を縫って、又、花組生は、多い二回公演の朝や夜に稽古したと聞く。与えられたものばかりではなく自ら演りたい事をやる。この願いが終結したのであろう。
とあるように、あまり宝塚でフォークソングは使わないので珍しい組み合わせなんですが、B面に収録されている歌はフォークソングというよりはニューミュージック系なんで、意外と合っていて違和感がないです
この催しの第一部には神戸女学院や関西学院大学、甲南大学等の大学のフォークグループが賛助出演したそうです。大劇場で歌えるなんて羨ましい‥。
2部構成だった公演を1枚のレコードに収録しているので、かなりの曲がカットされていて「宝塚グラフ」の記事を読むと、峰ちゃんが「風」を歌ったんですが‥‥、レコードには収録されていませんでした
ツレちゃんとミキちゃんが「帰ってきたヨッパライ」と「走れコータロー」を歌って客席をわかせたと書いてあったんですが、この2曲も収録されていませんでした。これも聴きたかった
そしてミキちゃんが作詞作曲した歌を2曲歌っているんですが、この歌が2曲共に恋の歌で‥‥。 失恋とか片想いの歌なんですが、子供心にもちょっと驚きました‥
峰ちゃんはまだ下級生だったので、全員で歌っている曲しか収録されていないんですが、子供の頃からの馴染み深いレコードなので今でも時々聴いています。峰ちゃんの声を探しながら‥‥。