昨日は、予定になかった秋田県の田沢湖まで足を延ばして

埼玉に戻ったのは、夜の9時ごろでした。

ずっとずっと運転してくれた夫には頭が下がります。


遠野について、私が感じたのは

古い時代の信仰体系がそのまま残っている、ということ。

人々が現代でもそれを変えることなく継承している

ということです。


まず、いろいろと調べてわかったのが

岩手県、遠野という場所の特殊さ。

その昔

朝廷側から見た場合、鬼門である丑寅の方角である東北の

更なる丑寅が岩手県であること。

つまり鬼門中の鬼門が岩手県であるということ。

この鬼門というのは、陰陽五行という学問から来ていて

その昔朝廷が国造りをする際に、この風水の考え方を採用して

龍脈があるところをポイントとしていました。


そして遠野には、その龍脈となる山々があるのです。

早池峰山、石上山、六角牛山。

そして、早池峰神社に行って思ったのですが

早池峰神社から早池峰山は見えません。

その前に薬師岳があるからです。

この薬師岳に、水源があるのです。


遠野には他にも水源を有している山はいくつもあります。

そういった水場には龍が存在すると考えられていて

その龍がたくさん存在していて

龍穴になる遠野の里に入ってくる

といった流れになります。

高い山から気のエネルギーが龍穴に向かって来る

ということです。


そういった良い気のパワーを日本の鬼門に置くことで

朝廷も栄え、国土も栄えるというわけです。


そしてそこに、その昔、アマテラスの妃神である

瀬織津姫を奉った(連れてきた)ということなのですが

それが、私が行った早池峰神社と

二日目にもう一度夫に頼んでいった

伊豆神社に奉られているのです。

(おまけにその二つの神社は

北と南にまっすぐに線が引かれるように並びます。)


でも、神社内の立札には、一言もそんなことは書いてありません。

特に早池峰神社の方には、神仏混合だった時の名残で

お寺色が濃く、観音様を奉っているかのような感じです。


私がその場で感じたのは、なんだか男性的なエネルギーで

山伏的でしたよ。


別に検索したりして調べても

瀬織津姫と言うのは

悪い神さまとして濡れ衣を着せられて、抹消された女神

というようなんですね。

その昔、大変お世話になったのに

途中から、邪魔になり

それこそ、悪いことを考える者から、そっちが悪者だ

とされてしまったようなのです。


一日目が終わり、ホテルで寝付けなくて

瞑想したときに、いろんなことを感じました。

その後眠れたのですが、なんと

恐らく遠野の神様たち(土地の神、精霊のような)が

複数現れて、会談、会議しているのでした。

活発な意見交換というか、主に私に物申されているのですが

その時は覚えていましたが、書き留めていなかったので

忘れてしまいました。


なんだか壮大になってきたので

この記事でのまとめとして

遠野にはそういう、国土、国の政治などを守る役割があり

土地全体が今でも不思議な空間に包まれていて

人々は純朴で優しくて、ふんわりとした雰囲気です。


一度行ったくらいではわからないでしょう。

縁があればまた行かねばならないと思います。

でも、やはり行ってみてよかった。

行って土地のエネルギーを感じなければわからないことがありますね。

今度はじっくり、遠野に滞在して

近場は自転車で、遠いところはタクシーで

周ってみたいと思います。