幼いごろ自転車乗りに失敗しました。
何度も失敗をしてようやく自転車を学ぶようになりました。
自転車を学びながら、理解出来ないことがあったが、
倒れる方向にハンドルを切るということでした。
何を言ってるのか…、
倒れるのに、倒れる方向にハンドルを切ろうと言うのはいったいなにこと?
心に決めて転べということなのか理解が出来ていません。
数回言い張り、自分の思いの儘にしていて結局・・・、
このままでは学ぶのは出来ないかもと思ったのです…、
言っているとおりに狂ったふりをして倒れる方向にハンドルを回してみました。
不思議にもまた復活して走ることができました。
その後も慣れるまでは倒れる方向にハンドルを回すのが、依然として怖かったです。
人生でも倒れそうになるとき、苦痛が訪れて来る時、
倒れそうになる方向に自分の体重を載せることは怖いことです。
目を背けたくて知らん振りをしたくなります。
倒れるところに向けて行くのはつらいことです。
しかし、回避して勝つことが出来る苦痛はありません。
難しいことが近づくとたまに自転車乗りを思い出します。
恐ろしい気持ちにあまりゆっくり行こうとすればするほどさらにもっと倒れるということ、
倒れる方向の反対にハンドルを回すと確実に転倒ということです。
苦痛にそっぽを向かず、一度向かってみてください。
そちらに体重を乗せて見てください。
再び力を得て起きられるかも知れません。
(「はな会」のインスタグラ:https://www.instagram.com/hanakai_j_k )