私は去年の春から介護福祉士になるために学校に通っている。
学校では実際に施設に行く機会がある。
私が一番に感じた事は死というものがいつも近くにあるという現実。
人にはみんな100%訪れるものだけど、施設にいるお年寄りは私達と比べものにならない程身近なもので、いつもその恐怖と戦っているのだという事。
私が初めて出会ったのは重度の認知症のお婆さんで、自分一人で食事をする事も、トイレに行く事も、着替えをする事も難しい方だった。
ましてやコミュニケーションもとれず、いつも何かを話しているのだが何を言っているのか理解する事もできない。
そして時々、私の手を握りながら何かを話して遠くを見ながら涙を流していた。
私にはその涙のわけを理解する事はできなかった。
今、何か悲しい事があるのか、こうなってしまった自分に対しての涙なのか、何かを思い出し泣いているのかわからなかった。
ただ、何か悲しいことがあるのだという事はわかって、伝えたいのに伝えられないお婆さんの気持ちを思ったら私も涙がこぼれてきた。
お婆さんを笑顔にする方法が見つからない。
切なさともどかしさと悔しさだけが私の心の中をいっぱいにした。
私には何ができるのか、何にをするべきなのかいつも葛藤している…
学校では実際に施設に行く機会がある。
私が一番に感じた事は死というものがいつも近くにあるという現実。
人にはみんな100%訪れるものだけど、施設にいるお年寄りは私達と比べものにならない程身近なもので、いつもその恐怖と戦っているのだという事。
私が初めて出会ったのは重度の認知症のお婆さんで、自分一人で食事をする事も、トイレに行く事も、着替えをする事も難しい方だった。
ましてやコミュニケーションもとれず、いつも何かを話しているのだが何を言っているのか理解する事もできない。
そして時々、私の手を握りながら何かを話して遠くを見ながら涙を流していた。
私にはその涙のわけを理解する事はできなかった。
今、何か悲しい事があるのか、こうなってしまった自分に対しての涙なのか、何かを思い出し泣いているのかわからなかった。
ただ、何か悲しいことがあるのだという事はわかって、伝えたいのに伝えられないお婆さんの気持ちを思ったら私も涙がこぼれてきた。
お婆さんを笑顔にする方法が見つからない。
切なさともどかしさと悔しさだけが私の心の中をいっぱいにした。
私には何ができるのか、何にをするべきなのかいつも葛藤している…