人生っていうのはおもしろい。少し遠回りした私の人生。遠回りした分、色んなことに気づけた。

私は18歳で辛い事から逃げたくて東京にでた。

だけど、いつも違和感を感じていた。
何の為ここにいるのか、何がしたいのか。
わからなかった…

入学した学校にもすぐに行かなくなり18歳の私は恋愛に溺れていた。
東京での生活は孤独で田舎育ちの私は時間の流れの速さについていくのがやっとで、いつも気をはっていた。

その孤独感をうめてくれるのが唯一、恋愛だった。


私が東京にでて初めて恋をした人は根っからの九州男児のバンドマン。

私は舞い上がりすぐに彼色に染まった。
今まで聞いたこともない音楽を聴いたり、趣味でもない洋服を着てみたり。
その頃の私はまだどこにでもいる普通の女の子だった。

いつからだろう?
私が人を信じれなくなったのは。
今の私は思う。人を信じられない人っていうのは、誰よりも人を信じられる人。ただ、傷つくのが恐くて信じることを諦めたり止めてしまっただけ。だから誰よりも誠実に人を信じられる人だってこと。

だけど、私のその病気は何年も続いた。
人を信じなくなればなる程私は孤独になりこの世界で一人ぼっちのような気がしてその度に何かに依存していった…