リトリーブサイコセラピー
と言う心理療法を使って
自己肯定感を育てて
自分の人生を生きられるようになる
お手伝いをしています。
大阪の心理セラピスト喜多村純子です。
今日は
自分はここにいてはいけない
と感じている方に向けて
その心理的理由と解決方法について
書いてみます。
ここに居てはいけない＝居場所がない
さて。あなたは
自分には居場所がない
自分はここにいてはいけない
という感覚は
どんな場所でどんな時に
感じやすいでしょうか。
恐らくそれは
目の前に人がいる時
のはずです。
学校や職場やＰＴＡなど
人が集まっている場所で
目の前に人がいる時に
この居場所がない感覚って
感じやすいはずです。
例えば一緒にいるのに
自分の存在は見られていない
透明人間のように感じる
とか
人と一緒にいると
相手の顔色ばかり見て
だんだん息苦しくなる
とか
何か話さないといけない時
何を言えば場を乱さないか
周りから白い目で見られないか
気にし過ぎてしまう
などの感覚を
居場所がないとか
いてはいけない感覚として
悩まれる方が多いです。
この感覚がある人は
自分が受け入れられていない
自分の存在に対する罪悪感
を持っている人が多いんです。
私はココにいて良いですか？
私の存在は邪魔じゃないですか？
私は迷惑な存在じゃないですか？
と親の前で自分の存在を
小さくしながら
遠慮して生きて来た人達です。
よくある背景としては
何をしても怒られる
兄妹だけ愛されて
自分の事は無視されてきた
何をしても否定される
家族の中で仲間外れにされてきた
などなどです。
この幼少期からの
自分の存在への否定が
強い自己否定の元となり
どこにも居場所がない
自分は誰にも受け入れてもらえない
そもそも自分はここに居てはいけない
迷惑な存在だ
という対人恐怖の
元になってしまうわけです。
居場所がない感覚はトラウマです
実はこの
自分には居場所がない
ここに居てはいけない
という感覚は
軽く扱って良いものではなく
本当は人が怖くてたまらない
という立派な恐怖の感覚です。
立派なトラウマです。
だからこの感覚を
持っている人達は
その恐怖を避けるために
人にＯＫをもらえるように
周りに許可をもらえるように
周りに意識をむけて
人の顔色を見ながら
自分を殺して
生きてしまう
という事をやりがちです。
その心の底には
ずっと親に
否定されてきた恐怖や
ずっと自分を
見てもらえなかった悲しみ
があるからです。
問題が強化される
しかし、相手にあわせるという
一見うまくいきそうな方法は
実は対人恐怖の問題を
強化してしまうのです。
なぜならそれはずっと
目の前の人を怖い人として
怯えながら接しているので
怖い状態が抜けないからです。
逆に言えば。
自分がここに居ていい
という安心感を持つためには
目の前の人が
本当に怖い人なのかどうか
現実を見れるようになる事
が必要だという事です。
それが過去の恐怖と
現在の世界とを
きちんと切り離して見れる
トラウマを抜けた状態になる
という意味です。
本当に怖い人からは
逃げないといけませんが
本当は怖くない人まで
怖れ続けていたら
安心した対人関係は
一生築くことは出来ません。
そのために
過去の親との間のトラウマを
きちんと解決する事が
大事なんです。
そしてそのトラウマは
自分だけの力では解決できません。
人から受け止めてもらい
安心を教えてもらう経験と
体感が必要だからです。
この自己否定とトラウマと
愛着についての話は
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