森見登美彦・著  「美女と竹林」(光文社)


美女と竹林

読みました。


何処まで読んでも、竹、竹、竹・・・。竹ばっかりがやってくる。

そんな文章です。

でも、面白かったよ。


特に得る物が無い本だっていいじゃない、楽しければ。


そんな感じです。


でも、かぐや姫の登場はちょびっと期待していたよ。。。

あんまり応えてもらえなかったけど(笑)




森見登美彦氏の文章を最初に読んだのは、

実は、ブログなんですよね。


「この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ」


ここで読んでて、好きな文章だったから、次に

「きつねのはなし」を読んでみた。


きつねのはなし

怪しげな狐面の表紙に惹かれて。

でも、これから読むひともめずらしいかもです。


読後感は、決して爽やかでないことは保障します(笑)


自分は好きです。

とりあえず、狐面が好きです(苦笑)土産物屋で見ると惹かれます。

幸い、まだ手に入れてはいませんが・・・

美人な狐面見たら、買っちゃうかもしれない。

・・・じゃなくて、

お話の話ですね。。

なんとも曖昧で結論も出なければ決着もつかない、

でも自分は好きです。

その次に、「新訳 走れメロス」を購入だけはしたのですが・・・

同時に買った別書を先に読み始めたところ、何故か心が折れまして、

未だ手をつけていない状態です。。。


そろそろ、開いてみます。



で、「美女と竹林」ですね。


引き受けてしまった新連載のテーマに困った森見氏が、

話題作りのために同僚の所有する竹林を狩りに行く話しが

つらつらと書かれたり、書かれなかったりしています。

とは言え、氏の文章は半分以上が妄想へと繋がっているのです。

何処までが本当で、何処からが妄想なのか。

・・・むしろ全部妄想なのか?

いまいち分からないうちに終わっていました(笑)

最後まで思ったことは、

氏の夢想したデスクの上のオアシス、フラスコの中の竹林、

「机上の竹林」

これ・・・誰か本当に作って売ってくれないかなぁ。

ってこと。


狐面も好きだけど、理科実験用具も好きなんです。

ビーカーとか試験管とかアルコールランプとか欲しい。

で、竹も好きだ。

だから、フラスコ入り竹林・・・イイ。。。(笑)