もう連載も回を重ね、2012年12月頭現在で第5話に入ってる、イブニング連載中のしまたけひとさん作『敗走記』について、
『連載第一回で取り上げようとして、随分出遅れたなぁ…』
感いっぱいで、少しためらいもあるものの気になる作品ではあるので少しだけ。
詳細はコミックナタリーのコチラの記事とイブニングでの公式紹介ページで確認していただくとして、掻い摘んで作品内容を書くと
『有名な武将たちも常勝・全勝というわけではなく、何度かは負け戦を経験し、敗走のうえ再起して今に名を残している。その敗走ルートを同じ時間内で辿ることに挑戦し、感じたことや武将や臣下の心情等の考察をレポートする作品』
といったもの。
第一弾は島津義弘が岐阜の関ケ原から大阪までの250kmを6日間で辿ったという、通称「島津の退き口」を作者のしまさんが作中弱音吐きながらたどってらっしゃいます。
時間が許せば、こういう『ロングマーチ!』で自身の気力・体力の限界を知りたいと思っている身として興味が尽きない作品で、さらに某漫画で『妖怪・首置いてけ』にまつりあげられてしまった(「まつりあげる」の使い方あってる?)島津豊久が「ヌシのツラ、覚えた」と、“敗走追体験からの敗走は許さんぞっ”て作者さんにプレッシャーかけてると思うと、目が離せません。
(あと、「しまさん、なんで一話目、作中で「シカイヅ」って名前で紹介されてるんだろ?」ってもの気になってます。謎だ…)
ところで、上記イブニングの公式紹介サイトで連載前からプロモーション動画上げてある事を知ったわけですが(せっかくなんで↓に動画自体を貼っておきます)
『ここまでしてるってことは編集から結構期待されてる企画なんだろなぁ』
と思いました。
※しまさん、『アルキヘンロズカン』という、四国お遍路の体験漫画を描いてらっしゃるようで(未読です)、その実績を買われての今回の『敗走記』連載実現だと思うのですが、『敗走記』と『アルキ~』の幾つかのレビューで興味が湧いたので、いずれ手を出してみたいと思いました。
本文中に挙げた作者しまさんの“弱音”が、単に企画の過酷さに対するもの(例えば「しんどい」「体力無いなぁ」みたいなもの)だけでなく、
「アラフォーにもなろうってのに、普通の人なら当たり前に積んできている人生が積めてない自分って…」
と言った、『“これまでの自分の歩み”に対する、後悔・懺悔にも似た“見つめ直し”』だったりするところ(アマのレビューや個人のブログで取り上げられてる作品感想から察するに『アルキヘンロズカン』にも共通している“見つめ直し”のようです)に、少なからず共感を覚え(『アルキ~』のレビューとか見てると、それが魅力の一つでもあるようです)、今後も目が離せそうにないです。

