「かめ」と「うさぎ」 ~『宇宙兄弟』(アニメ)第一話見て | 啖月会館MAXIMUM

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帰ってきた啖月会館です。
「ことば」について色々な角度から眺めつつ、
漫画・映画・時事ネタ・雑学ネタ等に走ります。

 遅まきながら、録画していた『宇宙兄弟』(アニメ)第一話の話をば、ちろっと。
※今日(4/21)ようやく見られたんだよぉ、許しておくれよぉ。
 テーマカテゴリー悩みましたが、まあ今のところ『漫画』でくくっておきます。
 あと作品概要については、ここでは触れないのであしからず。

 スタート初っ端から、メインの二人兄弟、南波六太(兄)と日々人(弟)の誕生シーンが描写されてまして、

・六太 
「ドーハの悲劇」なんて、日本中のテンション下がるような歴史的空気の中誕生
・日々人
「野茂メジャーでノーヒットノーラン達成」なんて日本中のテンション上がるような(以下略)


なんて感じに、二人の物の考え方・世の中の捉え方とか人生の進み方の違いをそれとなく暗示するようなシーンになってます。
 で、原作にはない描写で、二人の産まれた病院名でもそのあたり示唆しようと試みた模様。
・六太の産まれた病院の名前
「スッポンレディースクリニック」

・日々人の産まれた病院の名前
「ラビットレディースクリニック」

※建物自体はどう見ても同じ病院。まあ、経営者の変更で病院名が変わるなんてのはよくあることでさ。

 産まれてからの二人の歩みを、イソップ童話の「うさぎとかめ」になぞらえたんだろうな、と。
(あくまでゴールに向かう際のスピードの違いの部分だけね。) 
 あと、元々原作中で『日々人=うさぎ』って連想というか関連付けはバンバン出されていて、
『そのあたりの対照として』
ってのもあるんでしょうね。
「でも、なんで“カメ”じゃなくて“スッポン”なんだろ?」
とちょっと考えてみて
「あ、そりゃ
“月”には“スッポン”だよな、
“月”“うさぎ”がつきもののように!」

と腑に落ち、一人ほくそ笑んでしまいました。

 こういう遊びというか仕掛けは、原作に対する愛情が感じられるのでバンバンやってほしいと思います。
 あと、原作が元々アニメにしやすい作画なのでしょう、なんか全然違和感なく鑑賞できるのはすごく嬉しいです。
※独特の擬音が見られないのはちと淋しいですがハサミで紙を切る時の「しざっ、しざっ」(うろ覚えゴメン)なんて、文字で見るから気付けるユーモアなわけで。

 これから毎日曜が楽しみだ。

 記事書きあげた後に検索かけてみたら、結構色んな人によって同じ事が指摘されてて、
「ちと遅かったかw」
と思いつつも、多くの人が読み取れた事自体に嬉しさを感じた次第。


宇宙兄弟(2) (モーニングKC)/小山 宙哉
アポかわいいよ、アポ