『なんと孫六』に驚嘆 ~何気に長寿30年な連載継続作品 | 啖月会館MAXIMUM

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『なんと孫六』
 さだやす圭さんによる破天荒な主人公・甲斐孫六の活躍を描いた、やっぱり破天荒な野球漫画(だよな?)。
※野球の合間に学校内での番格争いやら、いろんな喧嘩に明け暮れてるんだから、破天荒と言わざるをえないでしょう。
 1981年(!?)から連載開始し、2011年秋現在も月刊少年マガジンで最長不倒連載継続中です。
(調べたら各種月刊誌通して最長寿作品だそうです。)

 先ごろ最新刊76巻を書店店頭で見かけ、巻数もさることながら、単行本装丁見て
『うはっ、スゲェ』
と思った次第。
 というのも、マガジンコミックスの単行本装丁は1984年と1996年の過去2回に渡り、大幅なデザインチェンジを行っているのですが、『孫六』は2011年現在も1984年以前の装丁デザインで刊行されている唯一の作品でして。
 それだけで、凄いなぁというか「継続は力なり」と思ってしまいます。
※連載開始時期が近くて、現在も一応継続中の作品(「作品世界・主人公が同一である」という点を根拠にしてます)は蛭田達也さんの『コータローまかりとおる!』がありますが、物語のおおきなまとまりで『新』『L』とか区切りつけてデザイン変更の余波を受けたんで、デザイン変わってないのは『孫六』のみとなってます。


 連載30年という事で、
「新規読者とか居るんだろうか。遡って読むにしても単行本とか増刷してないらしいし、どういう層向けの支持で今持って連(ry」
とか不思議に思うこともあるんですが(Wikipedia見たら増刷しないんで58巻以前は絶版状態とか)、腕っぷしというか、なんか強烈なる己の武器を強固な支えとして“我を通し、貫き続ける姿”に魅了され、根強く支持してるファン層がいるんだろうなと感じています。「刃牙」の勇次郎や、同じさだやすさん作品の「ああ播磨灘」にも通じるものがあると思います)
 いけるところまでいってほしいと願うばかりです。


 記事書いてて大島やすいちさんの『バツ&テリー』やどおくまんさんの『熱笑!花沢高校』思い出しましたよ。特に『花沢~』は改めて読み直したいし、機会があれば記事として触れてみたいと思います。
 また、「もみじおろし」=「ゾーリン姐さん(『HELLSING』)」が漫画界では定説になってますが、元祖は『孫六』「千皇明」なんじゃないんかな、と思ったりなんかも。(三代目は『嘘喰い』「グリス・李」でお願いします。)


なんと孫六(1) (講談社コミックスマガジン)/さだやす 圭
なんと孫六(76) (月刊マガジンコミックス)/さだやす 圭
1巻と76巻(2011年秋最新刊)。今連載中の作品でこの装丁は「孫六」のみ。

新・コータローまかりとおる!(1) (少年マガジンコミックス)/蛭田 達也
コータローまかりとおる!L(1) (少年マガジンコミックス)/蛭田 達也
旧~新~Lの3作貼って、装丁の変遷を確認しようと思ったら、旧は文庫版かワイド版しか画像なかったorz
 蛭田先生、復活祈ってます。(病気のため、『L』に入ってから長期休載中)
ちなみに装丁の変遷は表紙よりも背表紙に強く出ていますので、確認されたい向きは古本屋等に足を運ばれた際にでも、過去の作品から眺めてご確認ください。

『刃牙』『ああ播磨灘』『バツ&テリー』『熱笑!花沢高校』『HELLSING』『嘘喰い』は今回は割愛。