機械仕立ての歯車はまわりまわつて心のなかを俺のピストンは上がりプラグに点火して胸を熱くさせる
古い壊れたエンジンは唸りを上げて走り出す
俺は強く今日を蹴り出す
人生なんて勢いだの惰性だの左右するのは乗り手の心理
変わる変わる巡る涙は汗臭く俺のエンジンは更に熱を持つ
君は何かを観ていた、だがそれは俺の残像さ
全ての理が直進なら俺はゆるやかに峠を攻略しながらドリフトさせる車は唸ってタイヤも唸る
それが何だと言われるとそれで何が俺から聞きたいか答えを、あんたに聞く
流離ジプシーの寝床か?
だったら馬鹿だ
気のみ気のままそれが旅
産まれて死んで産声は遠くの町に鳴り響く
雀は何かをたずねるが俺はそれが何かが分からない
辻の交差で産まれて死んで死んたみてぇに生きてきた黒く闇に産まれるも生きるも死ぬも運次第