お久しぶりです。
あまりお久しぶりでもない方ですね。
今日のテーマはインプットです。
今度からお芝居や映画の感想を好き勝手に暇な時書こうかなって。
まあ、続くかどうかはわからないけどね。
演劇「ロッキー・ホラー・ショー
」(劇団☆新感線、脚本 リチャード・オブライエン、翻訳 高橋ヨシキ、演出 いとうひでのり) 東京公演 サンシャイン劇場
新婚のブラッドとジャネットが恩師に結婚の報告をするため嵐の中を車で走っていると、タイヤがパンク。雨の中二人は電話を借りるため古い城へ行く。そこで不健康かつ不気味な人達に、二人の人生を転落させていくお話。
1973年から長く続いている作品。初来日は1975年。
今回主演は古田新太であったが、歴代では藤木孝やROLLYなどが主演をやっていた。
このこの作品にはファンなどもたくさんいるようで、コスプレをして会場に来ている人が何人もいた。
隣に座っていた女性もかなりのファンのようだった。
この作品は「子供から大人まで楽しめる」というものとは程遠い作品で、一部の特殊な感覚をもったモノ好きに受ける作品で、人によっては不快感やおいてけぼり感を感じるのではないかと思う。
一緒に見に行った友達とその母はあまり楽しめていないようだったが、私にとってはとてもツボな作品であった。
刺激的かつ不健康で鬱を感じさせるような深い内容なのにもかかわらず、ただのセックスショーになってるわけでもなく、暗い部分を明るく面白おかしく濃すぎる味付けでバカみたいに目茶苦茶にしているため心に重くくる事はあまりなく、
目茶苦茶で不健康そうなお芝居に対し、てしっかりとした健康的なロックミュージックに頭に残る歌詞やダンスを使っていて、そのバランスが見ていて心地よく、
目茶苦茶なのにかっこよく、作品の世界により深く入り込んでいく事が出来た。
この作品ではきっと人によって感情移入できる役が違うと思われるが、私はヒロインのジャネットに一番感情移入出来た。
古田新太の演じるフランク・フルターは、出てきた瞬間から圧倒されてしまった。
ロッキー・ホラーの登場は不気味で少し怖かったが、超マッチョな人造人間の割に性格は一見幼く純粋な男の子だけど純粋にスケベだったりするところがツボだった。
私的に一番好きだったのは、ニーコ演じるコロンビアで、城の中にいる人達の中で特に異質な存在だった。まあ、全員異質だったけど。
今回の作品に関わった人達は全員が「ロッキー・ホラー・ショー」マニアな人達だそうで、それもあってか世界感がとても引き立っていた。
今回このお芝居を見て「ロッキー・ホラー・ショー」の魅力にハマってしまった。機会があれば映画や他の公演のDVDなども見たいと思った。
本当に面白かった。高い金出しただけの価値はある!金と時間と余裕さえあれば何度でも見たい。
これを読んで少しでも興味を持ったらぜひ見ていただきたい。