2016年12月26日。
舌がん手術日。

眠りが浅く、うとうとしながら当日の朝を
迎えました。
この時期の早朝6:00、外はまだ真っ暗!
星が出ていますσ(^_^;)
普段の生活では、日が昇る前になんて
起きないので、きれいな朝焼けを見るのが
日課になりました。
東向きの病室で窓際なので、日が昇ってくる
午前中はずっとひなたぼっこ状態。
そんな温かさに安心し、またうとうと…。

夫は10:00頃、到着しました。
私も手術の準備。
舌の手術なんですが、
普通に内臓系の手術と同じように
浴衣を着て、弾性ストッキングを
着用しましたσ(^_^;)
(こちらの病院では、手術の際の浴衣は必須
だったので、院内売店で購入。 
レンタルとかあればいいのになーと
思いました。
手術後に必要なT字帯もこのとき一緒に
買いました。
血栓予防の弾性ストッキングは病院で
用意してくれました。)

準備は整っても前の手術が終わらないので、
ひたすら待機。
結局お昼になってしまいました。
さすがに2食抜いているので、おいしそうな
匂いに反応せずにはいられません(笑)
そして13:20を過ぎた頃、ようやく手術に
呼ばれました。

身につけていたヘアゴムなどを外し、

「じゃ、ちょっと行ってくるから^_^」

「頑張ってこいよ^_^」


夫を病室に残し、看護師さんと2人で手術室に
向かいました。徒歩で…(笑)

手術室に入る前、白いヘアネットを
被ります。
(衛生のために髪の毛を出してはいけない
ようです。)
そして、さすがは大学病院。
手術室の扉がいくつもありました。
そのひとつを看護師さんが開けてくれると、
もう麻酔科の先生や看護師さんが準備を
していました。
中に入るとひんやりとしています。

看護師さん
「今日の手術を担当する〇〇です。
よろしくお願いしますね。」

その言葉になぜか少しホッとしました。

看護師さん同士の引継ぎのため、
私はしばらくイスに座っていました。
見回すと大きなライトに、手術台、
手術器具や医療機器。
なんだか医療ドラマみたい。
いやいや、ホンモノだってΣ(゚д゚lll)

そして私は手術台に促されて、横たわり
ました。
ここで、身ぐるみ全部はがされます(>_<)
バスタオル一枚かけられた下は…
すっぽんぽんです…恥ずかしい(°_°)
そして、ものすごく緊張していました。

麻酔科医
「麻酔科の〇〇です。宜しくお願いします。
では点滴を入れていきます。」

しばらく、私の腕とにらめっこ。

「私、血管細いんですよね。
すみません(>_<)」

麻酔科医
「ですねぇσ(^_^;)頑張ります(笑)」

なんとか一発OKでした!

そして、S先生が手術室に入ってきました。

S先生
「じゃ、始めるね。」

「よろしくお願いします。」

麻酔科の先生が私の口もとに、マスクを
あてました。

麻酔科医
「ゆっくり息をしていてくださいね。
徐々に眠くなってきますよ。」

私はうなずきました。
ゆっくりゆっくり息を吸うたびに、
頭がボーッとしていきます。
「たぶん、次のひと息で落ちるな…。」

そう思った瞬間、私の意識は麻酔で
飛んでいきました。