化粧をするならご飯は作らないと母に言われて育った私はメイクをまるで悪いことのように感じていました。


周りの友達がメイクや服に敏感になる年頃、私は一切メイクをしませんでした。


できなかったのです。


「肌が荒れる」
母の言葉です。


かといってスキンケア用品もまともに買わせてはくれませんでした。


同じ理由でムダ毛の処理もさせてはもらえませんでした。


「剃ると濃くなる」


私は母の言葉を呪いのように信じ、お洒落をしたくても無関心を装うしかなかったのです。


母は自分がお洒落やスキンケアにまったく興味がなかったため、私にもそれを押し付けました。


お洒落やスキンケアをしたくてもできない青春時代を過ごした私は未だにメイクが下手です。


それでも家を出てから色々勉強して、スキンケアは人並みにはできるようになりました。


もちろん脱毛も。


今思えば当時もバイト代や、給料で好きにすれば良かったのに、おそらく私は洗脳されていたのだと思います。


子育てはある意味洗脳だと思います。


自我を許されず、親の我を押し付けられればそれが正となります。


私にとってメイクや脱毛は悪いことでした。


でも今はメイクが下手な分、ネイルをしたりしてオシャレを楽しんでいます。


女性だから面倒でもしなければいけない、当たり前のことが当たり前にできる幸せを今は感じています。