久々に、仙山線に乗りました。山形と仙台を結ぶJRの路線で奥羽山脈を越えていくのですが、線路が渓谷沿いにありその底をのぞき込みながら走っています。雪で真っ白に染まった山肌が車窓に迫り、渓谷の底には清流が流れています。また、木々には白い花が咲き、山肌には時折巨岩が顔をのぞかせています。日頃見ている人には当たり前の風景かも知れませんが、僕にはどきどきするような美しい景色の連続でした。
山形から出発して数駅行くと、ジブリアニメ「おもひでぽろぽろ」の舞台となった高瀬につきます。ここは紅花の里で、駅周辺の様子はアニメそのままです。次が、山寺。山寺の名で親しまれている立石寺があるのですが、目の前に山が広がり、その山肌に五大堂などのお堂が点在しているのがよく見えます。蜂の巣のような穴があいた大岩が山肌に露出しており絶景です。車窓からよく見えるというのは、なかなかのロケーション。紅葉の時も、美しいです。山寺を出ると、線路は千手院の参道を横切っていきます。石段の途中を突如線路が横切っていくのですが、遮断機もなく初めて訪れた人はびっくりするでしょう。ちなみに、ここには斎藤一人さんが寄進されたついてる鳥居があります。次が、面白山高原です。名前も面白いのですが、ここには電車で行くスキー場がありました。今は、残念ながら休止しているようです。ここの渓谷は大きく、駅の手前あたりで大きな滝を見ることができます。次の奥新川を過ぎると作並。ここの作並温泉は歴史ある温泉で、古くは歴代仙台藩主のかくし湯と呼ばれた仙台の奥座敷です。また、近くにニッカウヰスキーの仙台工場・宮城峡蒸溜所があり、新川の水で作られたウヰスキーはとてもまろやか。僕の好きなウヰスキーの一つです。次の熊ヶ根を越えたあたりで広瀬川の渓谷を渡るのがクライマックスになるのですが、さっと通り過ぎるとあまり感じませんが、昔何かで渓谷上で止まったことがあり、車窓から覗き込んだ渓谷の底が遠くて怖かった思い出があります。ここから先は徐々に市街地となり、街中を走る普通の電車になって幾駅か過ぎたのち仙台に至ります。
久々に仙山線に乗りましたが、楽しかった。美しかった。山奥の渓谷の底に小さな橋があったりして、誰が通るんだろうとか思いながら流れる景色を楽しんでました。地元の人には当たり前の風景かもしれませんが、雪国育ちの僕にも面白かったんで、雪の降らない国、例えば台湾や東南アジアの人たちにとっては美しい雪景色の連続で、絶好の観光ツアーになると思うのですが。ぜひ、楽しんでほしいですね。
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