日本人は平和ぼけだと非難する声を聞くことがありますが、平和ぼけ多いに結構。平和ぼけでいられるなんて、本当にありがたいことだと思います。日本がここまで発展してこれたのは、半世紀以上の長きにわたって戦争をしてこなかったからです。平和であってこそです。

 

 問題なのは、目の前のことしか見なくなってしまったこと。日本国内のことにしか関心が無く、海外に目が行っていないこと、世界が今どういう状況になっているのか知らないこと。また、現代の状況を生み出す元となった近代の歴史、特に日本の歴史を知らないこと。例えば、なぜ憲法改正を問題にしているのか。それは、現行憲法の成り立ちはどうだったのか詳細な事実を知れば見えてきますが、知らないし興味も無い。どうしてなんでしょう。

 

 一番大きな問題は、日々を生きるのに精一杯で、それ以外のことに目を向ける余裕がないことではないでしょうか。巨大な資本主義に飲み込まれて、何のために生きているのか判らない日々。資本主義の奴隷になってしまっている。だからといって、中国やロシアがいいとは思いませんが。共産主義や社会主義は、その仕組みの本質として独裁を生み出します。では、どうすればいいのでしょう。

 

 今すぐがらっと変えられる方法は、私には判りません。でも、一日のうちの自分が使えるわずかな時間、その全てを娯楽やリフレッシュに使うのではなく、少しずつでも世の中のことについて知ることに使うのが一つの方法ではないでしょうか。知識は、身を守ります。また、知識が増えれば意識も変わってきます。意識が変われば、行動も変わってきます。そして、人生も変わってきます。少しずつしか進めないかもしれませんが、少しずつでもいいからみんな幸せな方へ進んでいきましょう。何か始めるのに、遅すぎると言うことはありません。みんなが少しずつ変われば、必ず世界も変わっていきます。