東根に、森久という蕎麦屋がある。冷たいのは基本的に板そばだけ(天ぷらがつくかつかないか)で、温かいのも4種類ほどしかない。蕎麦を楽しむための蕎麦屋です。ただ、ここにはサラダと漬け物をセルフサービスでとって食べ放題というサービスがある。サラダには、手作りと思われるにんじんや玉ねぎをはじめとしたドレッシングが4種類あり美味しい。また、漬け物もキャベツとキュウリ、ダイコンの浅漬け、それと赤漬けというのだろうか、キャベツとダイコン?カブ?の赤い色をした浅漬けがあった。浅漬けなのでしょっぱくもなく、ほどよい酸味もあり、どちらもしゃきしゃきとして美味しかったのだが、特に赤漬けの方は絶品で、おかわりをしてがつがつ食べてしまった。危うくおなかいっぱいになり、本来の目的の蕎麦が食べられなくなりそうだった。蕎麦屋に来て、蕎麦も食べずに漬け物でおなかいっぱいになるというのも間抜けな話だが、それくらい美味しかった。


 蕎麦は、いつもは風味を楽しむため板を頼むのだが、季節限定でおろし蕎麦というのがあったので、それを頼んだ。限定ものに弱いのです。つけ汁にダイコンおろしを入れて食べる板そばをイメージしていたのだが、出てきたのは冷ったい蕎麦であった。蕎麦は細麺で、よく冷水でしめられていた。これに辛みダイコンのおろしがたっぷりのっており、だしの効いたつゆと相まって美味しかった。蕎麦でもラーメンでも、しょせんはその人の好みなので、ここからは私の好みの話になるが、削り節が入っていたのはちょっと食べづらかった。お玉がついていたのでつゆを飲んでみると、しょっぱさ控えめでだしがきいた大変美味しいつゆで、おそらく削り節の風味を効かそうとしたのかもしれないが、十分だしがきいていて美味しいので、ない方がいいかなと思いました。