結局TOWの明日のエントリーは、延期と……
お昼に更新好きな会社のファンクラブのサイトで、ご連絡有りましたよ……

待ちぼうけ喰らうこと……2日……

で、次いつ?
チケット代も気になるところ……

いつに分かるのかな……ぼー





本日連続にて、もしもシリーズアップ!
何故なら、明日は『EXILEカジノ』をアップしたいから。
そして、書いて分かった……長くなりそう……






ここからは、もしもシリーズ
2話目になります。
1話を読んで無い方は、意味が分からないかも……読んでても分からないかも……





『Story of Tsukiko
and a man of five people②』





私達は、二時間程歩き続けていた。

エリオットはその間ずっと話し続け、それに対してがんちゃんと健ちゃんは、面白そうにチャチャを入れたり返答していた。

たまにオッミーも話しに加わり、でも相変わらずのぶっきら棒な話し方だった。

一番後ろのリューは、その間一言も言葉を発する事はなく、話しを聞いているのかさえ、分からなかった。


足が疲れ始めた頃、私はライブに行ったヒールの高い靴のままのせいで、よろけて転びそうになった瞬間に、私の左肘を強く掴む手が、それはリューの右手だった。
リューの顔を見上げると、私を見る事も無く、真っ直ぐ前だけを見ていた。

掴まれた左肘に熱を感じ、その熱が身体中に回って行く様に感じられた。


手を離したと同じく
『少し休もう』
と前に居るメンバーに声を掛けた。
『ああ』以外に聞いた、リューの初めての言葉だった。

道横に広がる草原に、それぞれ腰を下ろし
『月ちゃん、ここに座んな』
とがんちゃんに言われた、大きな石の上に腰掛けた。


『しかし月子、お前なんて格好してんだ、健ちゃん着替えだしてやってよっ』
オッミーは一瞬私を見て、笑いながら言った。
貴方達のライブTシャツなんですけど、と心の中で呟いた。


健ちゃんは、腰に付けた大きな袋を取り出し、袋の中を『う~ん』と言いながら探し始め、小さな物を左手のひらに乗せ、そこに息を吹きかけた。
それは一瞬で大きくなり、一揃えの服となった。
健ちゃん魔法使い、と驚いている私の前に
『ほれ!』と差し出した。

早く着替えろと言わんばかりに、オッミーは顎を突き出し
ここで着替えるのと、躊躇する私の心を見透かしたようで
『あの木の裏で、着替えて来い!』
私は立ち上がり大木の方へ向かうと、
後ろでオッミーの
『リュー頼む』
と言う声が聞こえてきた。
その声の方を振り向くと、リューが私の方に向かって、ゆっくりと歩いて来るのが見えた。

私は大木を背にし、前にはリューが背を向けて回りを警戒しながら立っていた。
リューの背中を見ながら、私は急いで健ちゃんが出してくれた服に着替えた。

靴から上着までサイズがピッタリだった。
健ちゃん知らないうちに、私のサイズ測ったのかな。

メンバーの服も茶色の革製の服で、私の服も茶の革で出来ていて、少しゴツゴツした着心地の良い物ではなかったが、動きやすさは抜群に上がり、靴もヒールの無い編み上げブーツだった。

みんなの居る場所に戻ると、すでに出発する準備は出来てる様で、立ってこっちを向いて待って居た。
『ツッキー似合うね!』
とエリオットは、下から上に目線を移しながら私の顔見て微笑んだ。

私の後ろに居るリューに
『さあ~、行くか!』
とオッミーの声が頭上を飛び越えて行った、リューはその返答を声に出して言う事はなかったが、一瞬オッミーの顔が微笑んだので、リューは頷くか何かしらの仕草で返答したのだろう。
絶対私に対してはしない、オッミーの微笑みだった。


同じ配列で歩き出した私達は、前と変わらずエリオットの話しを聞きながら、舗装されてない小さな石ころがゴロゴロ転がる、長い道を歩いていた。
右側には森や草原が広がり、左側は崖になっていた。

遠くの方で風を切る高い音が、物凄い速さで大きくなって行くのを感じた。
近づくっと思ったのと同時に、私の左側にリューが立ちたはだかり、大きな剣を一振り、その時、金属と金属がぶつかる高い音がした。
下に落ちた物を見ると、20センチ程の長さの銀色した鉄の矢だった。

その矢が飛んで来た方向に、素早くオッミーが背中から弓と矢を取りだし、一本の矢を放つと、秒差で『うぐっ』と何かが苦しむ様な声が響いた。

次の矢の準備しながら、
『見つかったか……』と呟いた時、地面から人間とも思えない、黒いゴムの様な人型の物が次々と現れた。

エリオットは腰から剣を抜き、がんちゃんは背負っていた長い棒を、健ちゃんはナゼだか釣竿を持ちそれぞれ戦う姿勢に入った。

オッミーは四方から飛んで来る鉄矢の方に素早く矢を放っていた。それは100発100中の様で、一矢放つ毎に少しずつ向きを変えていった。

エリオットは、剣でそのゴム人間を5秒に1体の割合で突き刺し、突き刺されたゴム人間はその場で砂となっていった。

うろうろする私に、
『俺の背中から離れるな』
と、がんちゃんの背中に隠れ、私の頭上をその棒がすれすれに、ぐるぐると回り始めた。

健ちゃんも釣竿をぐるぐると回し、その先には重りの様なものが付いていて、それに当たったゴム人間は砂となっていった。
そして飛んで来る鉄矢も、健ちゃんの釣竿で叩き落としていた。

私は二人に挟まれ、守られていると安心感があった。

ゴム人間は、まだ地面から涌き出る様に生まれていた。

エリオットは、剣を腰にしまい背中からこん棒を取り出し、大きく振り回しながらゴム人間の中に飛び込んで行った。
今度は3秒に一体の割合で、バッタバッタと倒して行った。

リューは両手に剣を持ち、まるでダンスを舞っているかの様に素早く、そしてしなやかな匠な剣さばきだった。

突如私の目の前に、地面からゴム人間が現れた
『ぎょ!』と声にならない悲鳴を聞いたがんちゃんは、冷静に
『はい、月ちゃんしゃがんで』
と頭を下に押さえて、長い棒で突き刺した。

気が付けば、10分ほどで、全てのゴム人間を5人で倒していた。

めっちゃくちゃ強いじゃん、この旅楽勝、この時はそう思っていた。

背を向けたオッミーの矢を入れる袋が、空になっている事に気が付いた。

いつも漫画や映画などで、矢を放った後どうやって矢を補充するのか、いつも不思議でならなかった。
漫画や映画、非現実的だよね、これも夢だったと思い出した。
どっかから涌き出て来るのね、とオッミーを見ていると、腰の袋から何やら取り出し、健ちゃんの時と同じく、左手のひらに置いて息を吹き掛けた。それはみるみる大きくなり、1メーター以上の長い矢が数十本現れた。

オッミー、貴方も魔法使いなのかと思って居ると、オッミーと目が合ってしまった
『ふっ!』と鼻で笑うような、意地悪な不適な笑みをうかべた。
私も『ふんっ』と聞こえる様に声に出して、目をそらした。

それぞれ道具をしまい、また歩き出し始めた時
『一本目は近いな』とオッミーの声に
『ああ』『そうだな』と個々返答していたが、相変わらずリューの声は聞こえなかった。

何故かオッミーが発した一言の後は、誰も話す事無く
只だだ、無言で歩き続けた。



This story is to be continue



本当に長くなりました。
今回で、一本目の樹まで行きたかったのに(--;)


初の戦う所の描写……難しいです。
全く伝わらないと思います……文章能力の無い事、ボキャブラリーの無さ……本当に痛感しています。

こんなストーリーですが、読んで頂きまして
本当にありがとうございます。

一話目にも、コメントを頂きまして
ありがとうございました。

これから、カジノです。
では、また明日!