ホゲーがいなくなって数日、ムー、心に穴が開いた様だったむ。


短い間だったけど彼の存在は日がたつにつれ大きくなっていったむ。

そんななかトロールに変化が見られはじめたむ。


トロール「トロール、人間の言葉勉強するですトロ!社長や専務と話せる

ようになればにいさんの手伝いできるですトロ!あと・・・、

社長に肉欲しいとか直談判できるようになる・・・かもですトロ・・・。」


ムーミンじゃないのに谷の再興を本気で考えてくれてたホゲーを

トロールもみて、かなり刺激を受けたようだったむ。


まぁ不純な動機が80%位あったみたいむが・・・。


どちらにせよ復興に対して他人事のように過ごしてたトロールに変化が

訪れたのは嬉しい限りだったむ。



短い期間でホゲーのやった事はすごく偉大なことだったむ。



ムーもホゲーとの約束守るべくがんばろうと再確認したむよ。



それから数日間、

ムーなりに考えて社長と専務にあるお願いをしたむ。


それはムーミンを集めているという事をそれぞれの職場でアピール

して欲しいという事だったむ。



ちなみに社長と専務はこの会社を運営するのが本業ではなく、

(社長は医療、専務は流通業)一般の企業で働いていたむ。


この会社はあくまで趣味で運営している会社で生活費は本職の

方で稼いでたむ。


この趣味で運営してる会社は人材派遣会社だったむ。


普通の人材派遣会社とはかなり違って、性格や容姿になんの

問題もないのに仕事が忙しくて出会いのない人や、ちょっと

引っ込み思案でいい人に出会えない人などに「これは」って人を

紹介する会社だったむ。

(今の所、たった2組しかうまくいってないみたいむ。しかもその内の1組は

もう・・・。これ以上は言わなくてもわかるむね?)


もちろん無償む。当の本人達はお互いの知り合いを会わせるだけ

だから経費はなにもかからんむ。基本、おせっかいさん達む。


だから社員達の仕事はおもに観賞用ぬいぐるみむ。


まれにムーの様に肉体労働させられる奴もいたむが。

たとえばムーなら枕でほかの奴なら肘掛とかむ。


もちろんミンは観賞用む。来客の度に「かわいい、かわいい」と

言われてたむ。ムーは来客の時は隠されたむ。


社長はムーの事、汚くて恥ずかしいと思ってたらしいむ。と言うか

今でも思ってるそうむ。(あの時より更に汚れたしね・・・)


ムーだってなりたくて汚くなったわけじゃないむ!ヽ(`Д´)ノ ガァ!


話それてしまったむ。


んで、社長と専務のムーミン好きはそれぞれの職場で有名に

なっていったむ。


そう、あれはそれから数ヵ月後、ある事件がおこったむ。


その日社長は仕事で会社には戻らない日だったむ。

専務が一人で帰ってきたむ。


ガチャ。


とととととととと  ぴょんっ 


小さい不思議なものがムーのところに潜り込んできたむ。


ムー「専務ー、なんか変なの入ってきたむよ!!Σ(・ω・ノ)ノ 」


専務「あぁ。やっぱりついて来たか・・・」


よくみると鼻が普通のムーミンより丸い、小さいムーミンがいたむ。

目もギョロっとしてて変わったムーミンだったむ。


ムー「どしたのこいつ?」


専務「ムーに頼まれたあれさ、あれ。」


ムー「??? あれ?あー、あれむね。けど、ちいさくね?

普通のムーミンのサイズじゃないむよ?」


(ちなみにムーミントロールのサイズは電話帳くらいむ。

ムー達のおおきさも大体この大きさ)


専務「なんかムーミンならなんでもいいと思ったらしく、専務の部下が

そいつつれてきたんだよね。んで、そいつ見た瞬間、あーダメだな、

明らかにムーの弟じゃないし、つれてかえっても役にたちそうにないな、

けどせっかく持ってきてくれたからデスクにおいとくかってね。

けどついてきてしまったようだ。」



ムー「いや、兄弟には違いないむよ、

母方の種族がムー達と全然違うだけむ。」


専務「部下の話によるとそいつ10年前からそいつの家にいるらしいよ。

ムー何歳?10年以上なら弟かもね、遠い遠い種族の。」


ムー「し、失礼な・・・( ゚Д゚ ) ムー、ボロボロだけど5歳位むよ・・・。

正確な歳はわからんむが。」


専務「へぇー、じゃ、兄だね」


ムー「違うむ。ムーミンの世界は生まれた順番で兄、弟きまらんむ。

身分の高いムーミンほど上になるむ。ムーより上は北広島ムーミン谷

にはいないむ、だからムーに兄っていないむ。長男む。」


専務「ふーん。変なの。まぁいいや。けど、やばいよそいつ。

あんまかわいくねーし。社長、かわいい者しか入社させないよ。

今、社員数の空きはあるけどね。」


チビムーミン「ケムーケムケム!ケムケムケム!けけけむー!」


専務「なにいってんのこいつ?」


ムー「ふむふむ。あのね、どうやらこいつ専務の部下の家では

奴隷してたっていったるむ。えさもろくにあたえられず、

かなり極悪な環境でくらしてたそうむ。」



専務「あー、なんか部下にそいつわたされた時、首輪してたわ」



チビムーミン「ケム・・・ケムケムケム!けーむー!」



ムー「ふむふむ、んーんー。なるへそ。

専務の会社においとかれるとまたそいつの家に連れてかれるんじゃ

ないかと思って、専務にくっついて来たといってるむ。」


専務「けどやばいって。なんかカエルっぽいし、そいつ。たぶん

社長の面接通らないよ」


チビムーミン小刻みに震えてたむ。それみてムー、自分とダブッたむ。

専務につれてこられてこの会社に連れて来られた日を。



まして、こいつ前の家じゃ極悪な生活していて、尚更かさなったむ。

チビムーミンの首みたら首輪の跡がはっきり残ってたむ。



チーン!!


ムー閃いたむ。ムーが産んだ事にすればいいんだ!ムー頭イイ!


早速、仕事中の社長にムーが考えた作戦を写真で取って

メールおくったむ。


ムー、一生懸命経験した事ない出産を演技したむよ。

出産1





















出産2





















出産3





















誕生
























結果としては社長にはすぐばれたむ。


あたり前む。社長もそんなに馬鹿じゃないむ。


けどムーの誠意が社長に通じたのか、めでたく入社が認められたむ。


電話がかかってきたむ。もちろん社長からむ。


社長「ムーかい?その子ムーが産んだんだから責任もって

育てるんだよ!名前はねー、うーんと・・・、ムーの子だから

コムー

だね。」


・・・、安易む。


ネーミングセンスが安易む。


薄々気づいてたむ。ムーにしたって、ミンにしたって・・・。

(まんまじゃねーか・・・ってね。)


ムー達は本来名前はないむ。人間界にいる以上便利だから

名前つけてるけど。ムーは第一王子とよばれてたむ。

身分で呼ぶむ。


まぁなんだかんだで入社が認められてとりあえずホッとしたむ。

再興には役にたちそうにはなかったむがムーミンが増えたのは

喜ばしいことだったむ。


(この時点ではただの小さい形の変なムーミンでこう思ったむが、

実はかなり博学でスナフキンみたいな知識豊富なムーミンだったむ。

それは後々わかってくる。ハバネロ育てたり、色々してるでしょ?)




こうしてムーに年上だけど息子ができたむ。ヽ(゚◇゚ )ノ バンザーイ!



今回はここまで。


次回に、



乞うご期待!!!