彼と私の事情 | 素顔のままで

彼と私の事情

のんのんさんは旦那さんにもお弁当作ってあげるんだろうね。
彼にそういわれて、言葉に詰まった・・・
その頃私は夫と別居して、一人暮らしをしていた。
夫は同じ年だったけれど、結婚生活を続けていても
成長しない人だった。
若い頃は勢いがあったから、それでも夫婦関係は維持できた。
自分のことは我慢し、がんばって尽くしてきた。
でもある程度、年月が経ってくると
自分の気に入らないことには怒り、力でねじ伏せようとしたり
ほしいと思ったものは地団駄踏んでまで欲しがったり
そういうことに夫婦としての存在は感じられなくなっていた。
私は保護者じゃないし、ママじゃない・・・
そして暴力の対象でもない・・・
15年間の生活を終わるべく、別居し、話し合い中だった。

お弁当なんて、結婚してから作ってもらったこと無いなぁ・・・
彼には妻子がある。高校生と中学生の子供、専業主婦の妻
彼が仕事に出かけるとき、彼女の姿は無い。まだ布団の中・・・
子供たちを起こし、支度するように言い、彼は出かける。
台所は洗っていない食器の山積み、
洗濯はするけれど、乾いたものは部屋に山積み、
掃除も片付けもしていない部屋・・・
昼近くになって、起きてきて、新興宗教の仲間のところに出かける。
あるいは洗濯しながら、新聞読んで、テレビを見て、昼寝。
何度も生活を正しても、宗教を止めさせたくても止めない。
身体が弱い、動けない・・・そういう言い訳をするが
布教の訪問に行くときは、朝早くても出て行く、そんな毎日。
食事はお惣菜。稼いでくるのは夫。
お父さんは好き勝手して働いているだけなんだから、言うことは聞かなくていいと
子供の洗脳・・・子供たちに躾しようと思っても
お父さんの時とは違うんだからと完全ブロックに入る。
子供も楽なほう、叱られないほうへと少しずつ父親からは離れている。
ワイシャツは自分でアイロンをかけ、自分の分は自分で洗濯していると。
離婚の話は何度も出ている。自分は一人でも生きていける・・・と。
20年の生活を終わらせたいと思っていたそうです。

そんなこと微塵も感じさせないルックス・・・半信半疑だったけれど
お弁当の喜び方で、たぶん嘘でもないなぁと思う。
嘘を簡単につける人でもないと思った。