『重力ピエロ』
★★★★☆ 監督:森淳一出演:加瀬亮、岡田将生、小日向文世、鈴木京香2009 日本 119分原作を読んでから、映画をみてよかった!雰囲気がともかくいい(^^)配役が素晴らしい♪原作の内容と、日本映画のいいとこどり♪というのが途中の3分の2くらいまでの感想(全部じゃない)あとはあの謎解きさえ もう少し抑えられてれば一貫したトーンで全体が包まれたのに。原作のときも、あそこが変に浮いてたのが気になった。妙に力が入ってる割りに展開が読める中途半端さ。よくあるサスペンスドラマくらいの仕掛けくらいの方が邪魔にならなかったと思う。そいから最後の3分の1か、4分の1くらいは駆け足すぎてそれまでの素敵な流れと、雰囲気が乱されていた。だけど、だけど加瀬亮はやっぱり思った通りまさに適役だな!岡田将生も想像以上に春のイメージと合致していたし。加瀬亮みたいな先輩が大学にいたら・・・とか考えてしまったし(^_^;)原作と設定が変えてあるところも多々あったけど、映画の方がより現実的な感じがして、無理がない。洋画と比べたらもっと好きな映画はたくさんあるけど邦画の中では結構、自分の中では上位にくる部類だ。ただなぁやっぱり原作者が好きになれない・・・特典の予告で「映像化したら、ただの家族映画になるから映像化は不可能だろう」と本人が言ったと出てたのですが原作の解釈と表現がうまくできる監督と俳優だったらそこまで不可能そうには感じられないレベルだと思うのですが(;^_^AこれがスターウォーズとかみたいなCG技術が発達しないと表現できないという次元なら、わかるけど「自分の世界観は誰にも表現できない」ってことですよね?うぬぼれすぎだろ断じて 映画はよい。けど、原作を読んでないと話が飛び飛びになってたり淡々と進んでいくように見えるかも。観るなら、原作を読んでからにした方が楽しめると踏む。