飼い主が犬の一生を決める | ムックボンのブログ

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とてもショッキングな出来事がおこりました。

それは、近所で飼われている14歳の老犬パピヨン。

パピヨンは、一年中外につながれていました。日があたることのない場所で、ただつながれていました。



ストレスで手足を舐めるのか、両手両足ともヨダレ焼けで、白い毛が赤くなっていました。
ハウスもなく、夜はコンクリートの上で横たわり…
冬は、寒さをしのぐ為か、
植物用の防寒ビニール棚と壁の間にうずくまって眠る姿を何度も見ました。


ウンチが散乱し、前を通る度に冬でも異臭が漂う中で過ごしていたパピヨン。もちろん、散歩もなし。


何度か飼い主にそれとなく、室内飼いを勧めてみたものの
「ずーっとこうして来たから大丈夫」
と。


歳をとり、耳も目も遠くなってきたのでしょう。
数年前よりも人や犬の気配に気づくのも時間がかかり、目に見えて老いを感じていました。


コンクリートに横たわる姿は、なんとも哀れで前を通る度に胸が痛くなりました。


おとといの夜、いつもムックとボンゴに吠えるはずなのに、なぜか死んだように寝そべったまま…
生きているのか心配になりました。


そんなパピヨンが、バスタオルに包まれて抱かれていた昨日。


全身にウジ虫がわき、皮膚には穴が空き…
すっかり衰弱していました。


動物病院の場所を聞かれました。
つまり、かかりつけがないという事は現在まで健康だったという事かもしれませんが、大事なフィラリア予防や、伝染病の予防は一切おこなわれていなかったという事。


餌と水をあげていれば、確かに生きてはいけるかもしれません。

だけど、寒さとか暑さとか、気持ち良く過ごせる場所とか、人間が気を配ってあげるべき事が沢山あるはず。
年齢も考えつつ、体調を管理してあげなければいけません。

何の為に飼っている?
何もできないなら何で飼った?


あの犬は何の為に生まれてきた?


今、パピヨンは入院して治療しています。
これを機に、飼い主の心が良い方向に変わる事を切に願います。