人は皆 星守る犬 | ムックボンのブログ

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先週の日曜日、見たかった映画のDVD 『星守る犬』を見た。


『わさお』の映画を見に行った時、数分間の予告を見ただけで号泣してしまった、星守る犬。


そういえば車屋での待ち時間、漫画盤を読んで人知れず泣いたな。


動物ものには、涙腺が弱くなってしまうのは昔からだけど、だだ可愛そうとか、悲しいとか、泣けるとか、感動した


なんて表現できない何かが心に残った。



よくこの手の映画にありがちな、大げさで、お涙頂戴物語な感じもなく、もしかしたら普通の家庭で、普通におこり


そうな出来事がきっかけだ。


主人公は秋田犬のハッピーと西田敏行。彼はまさにハマり役だったな。 




『星守る犬』   犬が星を見上げてモノ欲しそうにしている姿転じて、 手に入らないものを求める人の愚かさを例


えた言葉。


しかし人はみな 星守る犬 であり、叶わぬ思いを抱きながら、それでも一生懸命生きてゆく。


「犬はいつでも待っている。」この言葉、色々な事が頭にリンクして忘れられない。





例えば被災地の動物たち。何も知らない彼らはどれだけ家族を待ち続けただろう。帰って来ることを信じて、ひた


すら待ちながら死んでいった動物は数知れずいるだろう。


そして、レスキューの手により保護された今も、ずっと迎えに来てくれると、健気に待っている動物達。




例えば保健所に収容されている動物たち。


彼らは最初、状況がのみこめずに、じっと飼い主の迎えを待っているという。人間の身勝手な気持ちと行為の果


てに捨てられたり持ち込まれたにもかかわらず、どうしてそんなにまっすぐに信用して待つのだろう・・・


そして、やっと状況がのみ込めた処分の日、犬達は声にならない悲鳴に似た声で吠え続けるという。


「助けて!ボクを殺さないで!!すぐに迎えにきて!」


こんなことを言ってるのかもしれない。





今もどこかで、助けを待って人を求めている動物がいる事を、考えてみてほしい。


愛犬を可愛がる、その10分の1でもいい、その優しさを、どうか分けてあげて欲しい。


悲しいかな、自分主義、事なかれ主義の人間が多い今の世の中だが、一人でもそんな想いの人が増えれば、


もっと穏やかに過ごしていけるはず。人間も動物も。





『人は皆、星守る犬』



願いと希望を胸に、ちょっとづつでもいいから前に進みたい。



一歩づつ teku.teku.と。