俺が競馬を好きな理由。
それは、サラブレッドが好きだから。
って言っても、実際ホンモノの馬に触れたのは高校卒業してから。
それまでは、テレビで見るものだった。
それでも十分競馬の大ファンだったし、凄く楽しんでいた
もちろん競馬場には足を運んでいたが、それも高校生になってからだった。
小学2年生の時に、初めてテレビで競馬を見た瞬間の感情を今でも覚えている。
「こんな楽しいものが世の中にあったのか!!!!!」
「こんな素晴らしいものを大人だけが楽しんでいてズルイ!!!!!!!!」と思った。笑
それ以来、ダビスタにハマり、テレビで競馬中継をよく見ていた
ナリタブライアンが全盛の時の「現役競走馬グラビア」なるものをいつも持ち歩いていた。
小学2年生が笑
それほど、サラブレッドの写真を見るのが好きだった。
子供にはまだ手の届かない存在だったから、馬をテレビや写真などで「見る」しか出来なかったのだ。。。
ずっと競馬ファンだったが、中学に入って部活に熱中すると、少し競馬から遠ざかった。。。
ちょうどスペシャルウィーク世代はあまり分からない。。。
エルコンドルパサーの快挙もあまり理解出来ていなかった。。。。
その頃は日曜日が試合や練習だったし、競馬への興味が自然と薄らいだ。
しかし高校に入ると、一転して帰宅部に( ̄_ ̄ i)
いよいよ競馬中心の生活になり、
毎週のレースを真剣に予想したり、毎週土日のレースを録画したりするほど好きになった
そしていつも思っていたのが、
「なんでこのジョッキーはわざわざ外を回して脚を使ってしまうんだろう???」とか、
「なんで逃げ馬有利の展開なのに無理して逃げないんだろう???」とか、
ジョッキーの騎乗法についての疑問だった。
「だったら俺が自分で思ったように馬を操ってレースを勝ちたい」と考えた。
その頃はGⅠレース映像を何十回と見直し、
「この時、この馬は、こうやってレースを進めていれば、結果は違っていたはず」
などと、自分が納得できる答えが出るまでのレース研究を日々していた。
おかげで、
「武豊&オリビエペリエの凄さ」や、
「天才・武豊のミス騎乗」なども発見できた。
そんなこんなで、
「俺なら一流ジョッキーになれる!!!!!」と確固たる自信を持ち、
絶対ジョッキーになって、絶対一流になる!と思って、
乗馬クラブに行って、
初めて馬に乗った。笑
その時の気持ち良さは今でもハッキリ覚えている。
ずっと憧れていたサラブレッドに乗れて、念願が叶うと同時に、最高の気分になれたのだ
馬の上はこんなに高く、こんなに気分が良いものなのかと、大感動して、物凄くテンションが上がった
同時に自分は本当に馬が好きなんだなぁと確信でき、「天職かな☆」とも思えた♪
そして船橋競馬場で経験を積ましていただけることになり、
意気揚々と第一歩を踏み出した
が・・・・・・・、
競馬界は生半可な世界ではなかった。
何も知らない、何も出来ない自分がものすごくちっぽけな存在に思えて、自分が目指している道がどれだけ険しい道か、初めて分かった。
自分の周りで働いているジョッキー・厩務員・競馬記者・調教師、全ての人を尊敬するとともに、遠い存在に思えた。
一度馬に蹴られて顔面蒼白で倒れたり、
所属ジョッキーが馬の下敷きになって、その救急車に同行したり、
引き運動中に馬が暴走し、自分では全く抑えきれずに50mくらい引きずられたり、
馬と接するというのはこれほど危険で命がけな事なんだと、初めて理解した。
炎天下での毎日の肉体労働や、戦後一番寒かった冬の早朝(深夜?)作業は、
減量苦の中での精神的肉体的疲労も重なり、それはそれは辛かった・・・・・・。
馬が大好きなはずなのに、
毎日が恐怖で、逃げ出したくなる気持ちを必死に奮い立たせながら過ごした半年間は、
今の自分の最大の財産になっている。
それから現在まで別の世界で生きてきているが、
今でも馬を見たり触れたりすると、この上ない幸せを感じるし、
「競馬が好き」以前に「馬が好き」なんだと再確認できる
もちろんジョッキーになりたいと思ったくらい、レースも楽しいし面白い♪
ギャンブルはその延長にある感じ
今はそんな余裕がないけれど、
いつかまた直接馬に携わりたいな
馬主でも、乗馬でも、なんでもいいからo(^▽^)o