エヴァ・ガードナー  Ava Lavinia Gardner

生 涯  1922/12/24−1990/1/25

出生地  アメリカ・ノースカロライナ州

死没地  イギリス・ロンドン


◎プロフィール

1922年にノースカロライナ州で貧農の末っ子として生まれた。母親はスコットランド系アイルランド人・イングランド人の混血、父親はアイルランド系アメリカ人・アメリカ原住民タスカローラ族の混血だった。こうした複雑な血筋が、エヴァのエキゾチックな顔立ちの一因であったことは想像に難くない。姉の夫が撮った写真が映画関係者の目に留まって映画界入りしたものの、エヴァの強い南部訛りがハリウッドでは受け入れられず、当初女優として低迷した。ファム・ファタール(男を破滅させる魔性の女)を演じる女優として徐々に頭角を現していった。1951年のミュージカル『ショウ・ボート』に出演し、一気に人気女優となった。1953年『モガンボ』や1959年『渚にて』などの人気作品に出演した。私生活では交際時からスキャンダルとなりつつ、1951年に歌手・俳優のフランク・シナトラと結婚、1957年に離婚した。それ以前にも2回の結婚歴がある。1960年代には以前ほどの人気はなくなっていたが、1963年『北京の55日』、1966年『天地創造』といった大作に出演。1968年からロンドンで暮らし、1990年に肺炎を起こして死去。


◎主な出演作品

恋愛聴診器(1944)

殺人者(1946)

自信売ります(1947)

ヴィナスの接吻(1948)

賄賂(1949)

パンドラ(1951)

ショウ・ボート(1951)

禁じられた過去(1951)

栄光の星の下に(1952)

キリマンジャロの雪(1952)

荒原の疾走(1953)

モガンボ(1953)

円卓の騎士(1953)

裸足の伯爵夫人(1954)

ボワニー分岐点(1956)

潮風のいたづら(1957)

陽はまた昇る(1957)

裸のマヤ(1959)

渚にて(1959)

夜と昼の間(1960)

北京の55日(1963)

五月の七日間(1964)

イグアナの夜(1964)

天地創造(1966)

うたかたの恋(1969)

ロイ・ビーン(1972)

大地震(1974)

殺しの許可証(1975)

青い鳥(1976)

カサンドラ・クロス(1976)

センチネル(1977)

シティ・オン・ファイア(1979)

大統領の誘拐(1980)

長く熱い夜(1985)


◎フォトアルバム
エヴァ・ガードナーの魅力がよくわかる写真を集めました。スクロールしてご覧ください。