千鶴「ボルダリング？ それで着替えを」
・・・さすがにミニスカじゃ、ボルダリングは出来ない！
和也「前に来たろ？ もう一回やりたいなって、ずっと思っててさ」
・・・前回のボルダリングは、第一期 第6話！
和也（水原気に入ってたみたいだし、体動かすのは気分転換にもなる）
和也（しかも、これにはもう一つ目的が！）
千鶴「うん、楽しみかも」
千鶴「じゃあ、着替えてくる」
和也「おう」
・・・「おう」って、ジャンボ鶴田か！
アニメ 彼女、お借りします 第3期
第35話 「彼女と彼氏-カノカレ-」 を 観ました。
彼女、お借りします 第3期
「ダメダメ大学生・木ノ下和也は清楚可憐な“レンタル彼女（レンカノ）”・水原千鶴と出会い、家族にも友人にも、千鶴が“彼女”だと嘘をついてしまう。
本当のことが言い出せないまま日々をすごす和也の周囲には、謎アタックを仕掛けてくる、小悪魔的な元カノ・七海麻美、やや強引なところがある、超積極的な彼女(仮)・更科瑠夏、極度の人見知りだが、健気で頑張り屋の後輩レンカノ・桜沢 墨と、超絶美少女な“彼女”がいっぱい！！
たくさんの季節を一緒にすごし、様々なイベントを乗り越えるなかで、千鶴への想いを募らせていく和也は、女優として活躍したいという千鶴を応援し続けることを誓う。
しかし、そんな折に千鶴の祖母・小百合の体調が悪化。出演映画を小百合に見せるという千鶴の夢が危ぶまれる事態に。
「一緒に映画、作るんだよ！！」
和也はクラウドファンディングで千鶴主演の映画を作ることを決意して……。
動き始めた、映画制作。隣に引っ越してきた八重森みにを新たに巻き込み、たった一度の“レンタル”から動き出した和也の“リアル”が、より輝きを増していく！
和也と千鶴の映画作りは、はたしてどんな結末を迎えるのか──！？」
オープニングテーマ「恋愛ミリフィルム」halca
エンディングテーマ「エンドロール」Amber’s
彼女、お借りします 第3期 声優
木ノ下和也：堀江瞬
水原千鶴：雨宮天
七海麻美：悠木碧
更科瑠夏：東山奈央
桜沢墨：高橋李依
八重森みに：芹澤優
中野海：石川界人
一ノ瀬 小百合（いちのせ さゆり）： 定岡小百合
非常にスリルのある恋愛作品
アニメ 彼女、お借りします。
第35話 「彼女と彼氏-カノカレ-」
「「元気付けてみせる！１日かけて水原を！！」
千鶴を元気付けるため、デートをすることにした和也。“レンタル彼女”として待ち合わせ場所に現れた千鶴は、まるで何事もなかったかのようにやたらと明るく、意表を突かれる。
千鶴が立ち直っているようにしか見えないことを気にしつつも、デートプランを実行していく和也。
励ましデートの行方は！」
和也（ふっふっふっふっ！ 楽しんどる楽しんどる。 すでに術中に、はまっているとも知らずに）
千鶴「わあ～、久々ね」
和也（ひゃあ～！）
和也（かわいい～！）
・・・それは、もういい！
和也（いかん！ また俺が楽しんでる）
和也（確か、水原超うまかったしな。 盛り下がらねぇためにも、ふがいねぇところは見せられねぇ）
・・・同時に登っては、いけないんだね！
和也（柔軟しとこ）
千鶴「手伝う？」
和也「えっ？」
千鶴「柔軟」
和也「えっ！ 柔軟って、あの？」
千鶴「あのっていうか、それでしょ？」
和也「いい、いいよ、一人でできるし。1、2、3、4」
千鶴「なんでよ？ 二人でやった方が効率的じゃん。 私もやりたいし」
・・・女の子と柔軟体操って、最高じゃん！
和也（いやだって、柔軟は密着が過ぎるっていうか！）
・・・へんな事、考えていそうだ！
千鶴「押すよ」
和也「ぐっ！」
千鶴「えっ何？ かったぁ！ お酒ばっかり飲んでるんじゃないでしょうね？」
・・・女性からみれば、男の体は基本硬いと思う！
和也「んっ！」
和也（ああ～！）
・・・膝が背中のツボに入ったか！
和也（ああ～！）
千鶴「えっちょっと」
千鶴「全然、力入ってないんだけど」
和也（ひぃ～！）
千鶴「ちょっと力抜いてよ！」
・・・はい、力を抜こう！
和也（ぐは～！）
和也（ああ～！）
和也（ああ～、いや、か、軽っ！）
・・・普通の女の子は、男の想像以上に軽いだろうね！
和也（ああっ、ああ～！）
・・・和也、喜び過ぎ！
千鶴「さあ、始めようか」
千鶴「わ～い、わ～い」
・・・千鶴ちゃん、相変わらず凄い！
和也「あっ」
・・・普通の初心者は、こうだと思う！
千鶴「ほっ」
和也「んっ」
和也（バカ！ 俺またどこ見て、しかしすげぇな。 中級レベルをあそこまで）
・・・登っているところをしっかりと見てあげよう！
千鶴「ぐっ、やっぱり無理かも」
和也「石には、つま先を立てるんだよ」
千鶴「えっ？」
和也「そうすると重心が壁に近づくから負担が減って」
千鶴「あっ、こう？」
和也「そう！」
・・・和也はアシストするのが向いていそう！
千鶴「確かに、ちょっと楽になったかも。 なんか、やたら詳しくない？」
和也「さ、さっき調べて」
和也（実は下見に来たとき、ついでに特訓してたなんて言えねぇ）
・・・和也は下見をしていたのか！
和也「状態を安定させたら、反動をつけてゴールの石まで一気に！」
千鶴「しょっ！」
千鶴「と、届いた！」
和也「しゃあ～！」
千鶴「やった～！」
・・・千鶴ちゃん、凄いね！
千鶴「あははっ！ うれしい！」
和也「すげぇよ水原！ なんか、俺までうれしい」
千鶴「あははっ。 何それ！」
和也＆千鶴「ははっ！」
和也（結局、俺が楽しんじゃう現象）
千鶴「ああ～、たっぷり運動して、おなかすいちゃった」
和也（きた～！ これは！）
和也「そ、そう思ってさ。 店、予約してんだけど」
千鶴「ちょっ、これ！」
・・・かに道楽かー！
千鶴「さすがに、むちゃすぎる」
和也「へ、平気だって」
千鶴「石油でも掘り当てたの？」
和也「ちゃんと予算準備してるから」
・・・日本の土地では石油は出てこないだろう！
和也（運動でおなかすかしてからのかに。 我ながらのスーパープラン）
・・・銀座でカニかよ、すげー！
千鶴「うち、特別サービスとかないから」
和也「ぐっ、人をなんだと！ 言ったろ？ 俺がやりたいだけだって」
・・・特別サービスって、なに！
千鶴「んん」
かに道楽店員「木ノ下様、お席へご案内いたします」
和也「は、はい」
和也（今日は奮発するって決めたんだ。 映画もランチもボルダリングも、思いのほか楽しんでくれたし。 俺は、水原の力になれてるのかもしれない）
千鶴「ふっ」
女の子「おいしかった～！ うふふっ」
女の子の祖母「帰りにおもちゃ屋さん、寄ってこっか」
・・・どんだけー！
女の子「わ～い！ えへへっ」
女の子の祖母「うふふふっ」
・・・孫への甘やかしが過ぎる！
千鶴「わあ～、すご～い！」
千鶴「かに尽くしとは、このことね」
和也「んんっ、うん」
和也（ぐお～！ やべぇ！ 本当に金足りんのかこれ？）
・・・料金は分かっているだろ！
和也（かにしゃぶ7000円。かに刺し3000円。かに寿司2000円。 これが、かにの攻撃力か～！）
・・・かにの攻撃は激しい！
千鶴「ねえ、ちょっと本当に、お金平気？」
和也「へへっ、平気！ 試算どおりだから」
千鶴「本当に？ 食べちゃうよ？」
和也「お、大船に乗ったつもりで」
千鶴「じゃあ、遠慮なく」
和也（大丈夫。 ここさえ乗り切れば、あとは金はかかんねぇし。 水原に気兼ねなく楽しんでもらうためにも堂々としてねぇと。 これで水原が元気出してくれるなら、安いもんだ）
・・・泥船っぽい！
千鶴「はい」
和也「ん？ 俺！」
和也（ええ～！）
千鶴「食べてよ、ひと口目」
和也（ぐっ！ レンカノの洗礼か！）
和也「はむっ」
・・・レンカノの洗礼は、お値段が高い！
千鶴「おいしい？」
和也「もう、最っ高！」
・・・不味いわけが無い！
和也（ああ～なんだこれ？ 口の中でほぐれるふわふわプリプリの肉質と、口いっぱいに広がるうまみ、そこに水原の優しさと ぬくもりが加わって極上の味わいに）
・・・千鶴ちゃんが優しいかは微妙だ！
千鶴「じゃあ私も。 あ～ん」
千鶴「んん～！ おいし～い！」
・・・不味いわけが無い！
和也（あぁ、この笑顔で諭吉が救われていく）
・・・諭吉、かなり成仏したな！
千鶴「はいこれ」
和也「お、おう。ありがと」
和也（にしても、すげぇな水原。 鍋の世話やら皿の整理やら、全部やってくれるし。 めちゃめちゃいい奥さんになりそう）
千鶴「はい、どうぞ」
和也「あ、ああ」
千鶴「ん？ えっ、何？」
和也「んっ、いえ、何も」
和也（豪勢な食事とビール。 目の前には、気の利く美人妻）
・・・KARINのレンタルドライって、なに！
和也（なんだ、この王様気分）
千鶴「ごちそうさま！ おいしかったぁ」
和也「あははっ、財布薄っ」
千鶴「今度から好きな食べ物聞かれたら、かにって答えるかも」
・・・そうかに！
和也（まるで百人組手だ。 何度俺が楽しませようとしても、結局俺が楽しまされちまう）
・・・百人組手 - 極真カラテの荒行のひとつで、1人の空手家が100人の空手家と連続して組手を行うこと
和也（水原が今日のデートを心から楽しんでくれたのか、本当のところは分からない）
和也（でもこれでいい。 俺にできることは全部やった。 水原が少しでも気晴らしになったなら、俺はそれで）
・・・ボルダリングで凄く喜んでいたから良かったと思うぞ！
千鶴「で、プランは以上って感じ？」
和也「えっ、あっいや」
千鶴「あと1時間くらいあるけど、服はもう見ちゃったし、雑貨屋さんとか」
和也「もう一個だけ！ やりたいことがあるんだ」
千鶴「えっ？」
千鶴「花火？」
・・・手持ち花火かー！
千鶴「ほ～んと、盛りだくさんね」
和也「な、夏の終わりには、ちょうどいいだろ？」
和也（ちょ～っと子どもっぽすぎたか？ でもこれぞ夏デートの定番）
・・・花火は、意外に楽しい！
千鶴「でも久々だし、いいかも」
和也「ほっ」
千鶴「わっ。線香花火もある」
和也「好きなの？」
千鶴「おばあちゃんが大好きでね。 だからうちには、初めに線香花火をやる習慣があって」
和也「そうなのか」
・・・そうだよね、最後に線香花火ってなることが多かったな！
千鶴「やっていい？」
和也「もちろん」
和也（いや、天使かよ）
和也「俺、水くんでくるわ」
千鶴「あっ、ごめんやらせて」
・・・和也のデートのプラン、凄かったな！
和也「いいって」
千鶴〈あぁ～あ、終わっちゃった〉
一ノ瀬小百合〈延長〉
・・・小百合ばあちゃん！
一ノ瀬小百合〈うふふっ〉
・・・一ノ瀬 小百合（いちのせ さゆり）： 定岡小百合
千鶴〈ふふっ〉
・・・この回想シーンは涙腺に来るな！
一ノ瀬勝人〈なんだ花火か？ 風流だな！〉
・・・一ノ瀬 勝人（いちのせ かつひと）：中尾隆聖
千鶴〈おじいちゃん来ないで！〉
一ノ瀬勝人〈なっ！〉
・・・意地悪な千鶴ちゃん！
一ノ瀬勝人〈なんでだ？ ひどい！ それはひどいぞ、ちづる！〉
千鶴〈ああ～もう、うるさい。 それが、うるさい！〉
千鶴＆小百合＆勝人〈はははっ。 あはははっ〉
和也「入れ過ぎたか。 でも大は小を兼ねるよな、えっ？」
和也「はっ」
・・・千鶴ちゃん、泣いちゃったのかな！
「いいね」を頂くと」幸せます。
観に来てもろうて、ありがとあんした。
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