ドア・ノック音〈コンコンコン〉
鶴木新「おはようございます、美世。 気分はどうですか?」
・・・鶴木新:木村良平
鶴木新「異能の暴走は収まりましたね。 何も言わずとも、あなたの顔色が証明してくれています」
鶴木新「あと、これから、ここにいる際は、こちらをお使いください。 これは薄刃に代々伝わる夢見の巫女のための特別な服です」
・・・巫女服か!
鶴木新「美世の着ていたものは、俺のほうで預からせていただきますから、ご心配なく」
・・・ホンマかいな!
アニメ わたしの幸せな結婚
第11話「母が遺したもの」 を 観ました。
わたしの幸せな結婚
「異能の家系に生まれながら、その能力を受け継がなかった娘、斎森美世。
能力を開花させた異母妹に使用人のように扱われていた。親にも愛されず、誰にも必要とされない娘。
唯一の味方だった幼馴染も異母妹と結婚し家を継ぐことに。
邪魔者になった美世は冷酷無慈悲と噂される久堂家に嫁ぐことに。
和風ファンタジー×嫁入り。結婚から始まる恋愛の物語。」
オープニングテーマ「貴方の側に。」りりあ。
エンディングテーマ「ヰタ・フィロソフィカ」伊東歌詞太郎
わたしの幸せな結婚 声優
斎森美世:上田麗奈
久堂清霞:石川界人
斎森香耶:佐倉綾音 - 美世の異母妹で、斎森家の次女
辰石幸次:西山宏太朗 - 美世と香耶の幼馴染
ゆり江 :桑島法子
五道佳斗:下野紘
鶴木新:木村良平
薄刃義浪:廣田行生
辰石一志:深町寿成
堯人:石田彰
斎森香乃子:植田佳奈 - 美世の継母で、香耶の実母
斎森真一:家中宏
辰石実:堀内賢雄 - 辰石家の当主
花: 能登麻美子
桂子:久保田民絵
久堂葉月:日笠陽子
大海渡征:三宅健太
薄刃澄美:日髙のり子
今上帝:菅生隆之
大海渡 征(おおかいと まさし):三宅 健太 - 陸軍少将で清霞の上司。
圧倒的な作画で描かれる和風シンデレラ作品
わたしの幸せな結婚。
第11話「母が遺したもの」
「なぜ美世の母親・澄美が斎森家に嫁ぎ、愛娘の持つ「夢見の力」を封印したのか?
始まりは、美世が生まれる数年前、薄刃家を支えていた鶴木貿易の経営が傾いたことにさかのぼる。
薄刃家存続の危機を嗅ぎつけ、多額の資金と引き換えに澄美との縁談を持ちかけてきたのが、斎森家だったのだ。
義浪は、それを拒み退けたが。」
斎森美世〈悪夢から解放され、私の体は回復していく一方で〉
・・・斎森美世:上田麗奈
斎森美世〈狭い鳥籠の中で、ただただ過ぎていく時間は〉
斎森美世〈旦那様への思いと後悔の念を日に日に強めていくばかりでした〉
・・・旦那様は、どれだけ戦っとんねん!
斎森美世「いつだって答えは決まっていたのに」
斎森美世「完全に自業自得ね」
鶴木新「食べないんですか? 美世」
・・・私が食べてあげましょう!
鶴木新「俺のことがまだ許せませんか。 もしかして部屋が気に入らない?」
・・・はい、鶴木新が胸糞悪いです!
鶴木新「食事が口に合いませんでしたかね。 すぐに作り直させましょう」
斎森美世「違います」
鶴木新「困りましたね。 それでは、どうしたいというのですか?」
斎森美世「桜色の着物を返してください。 あれは旦那様から頂いた大事な着物なんです」
鶴木新「それは無理です」
斎森美世「どうしてもですか?」
鶴木新「ええ」
・・・無理な理由を言えし!
斎森美世「もう一度、旦那様と話がしたいです」
鶴木新「なぜ?」
・・・いけずな奴だ!
斎森美世「私が何もかも間違っていたと思うからです。 旦那様に合わせる顔などないけれど、やっぱりちゃんと謝って、それで」
〈カチャン〉
鶴木新「ここを出ていきたいですか?」
鶴木新「許しませんよ。 我々が、いや、俺がどれだけ君を待っていたか。 今どれだけ幸福を感じているか君は知らない」
・・・身勝手な奴だな!
鶴木新「君を守りたいんです」
・・・嫌らしい奴だ!
斎森美世「どうして?」
鶴木新「それが俺の役目だからです」
・・・理屈だけは分かったが!
斎森美世「お願いします。 私は、ただ旦那様に会いたいのです」
斎森美世「会って言えなかったことを、言うべきだったことを伝えたいんです」
鶴木新「俺たちは先祖が決めた掟を忠実に守ってきました。 “本当の名字を名乗ってはいけない”“結婚相手は親族の中でしか認められない”“親しい友人や恋人を作ってはいけない”」
鶴木新「薄刃の務めは暴走した異能者を討伐することです。 でも、それを命じられたことなど俺が生まれてから一度もない!」
鶴木新「いくら掟を忠実に守っても意味がないのですよ。 薄刃の務めを果たす日などやって来ないのだから」
・・・なんだか矛盾していないか!
鶴木新「俺は俺だけの役目が欲しい」
・・・随分と身勝手のように感じるぞ!
鶴木新「夢見の巫女が現れた際には、一族の中から選ばれた異能者が命を懸けて夢見の巫女を守る役を担ったそうです」
鶴木新「今なら、それは俺の役目になるでしょう。 恐らく君の伴侶を兼ねて」
・・・美世さんは、久堂清霞の婚約者だ!
鶴木新「お願いします、美世。 このまま、ここにいてください」
・・・それを聞いては、ここにはいられない!
鶴木新「俺は君を守りたい。 この使命を誰にも譲りたくはないんです」
鶴木新(君は、自分と同類なのだと思っていた)
鶴木新(生きる意味を失った俺と同じ空っぽな人間なのだと)
・・・美世さんは、空っぽな人間じゃないぞ!
鶴木新「美世」
久堂清霞「ハァッハァッ」
・・・久堂清霞:石川界人
五道佳斗「やった! 異形の群れを退けたぞ! 俺たちの勝利だ!」
・・・五道佳斗:下野紘
隊員たち「うおおおー!」
久堂清霞「五道、陣形を初期配置に戻せ! 索敵部隊を再編制するぞ!」
五道佳斗「はい!」
異形〈パサッ〉
五道佳斗「あっ」
五道佳斗「くっ!」
久堂清霞「五道!!」
久堂清霞「ぐっ」
・・・旦那様が、異形にやられた!
五道佳斗「隊長!」
隊員A「隊長ー!」
薄刃義浪「ここでの暮らしはどうだ? 何か不便に感じることはないか?」
斎森美世「いえ、特には」
・・・鶴木新が邪魔くさいです!
斎森美世「あの、旦那様にお会いすることはかなわないのでしょうか?」
薄刃義浪「すまないが、それだけはできなんだ」
斎森美世「一度だけでもかまいません。 どうか!」
薄刃義浪「フッ、頑固なところは澄美そっくりだな」
斎森美世「えっ?」
薄刃義浪「あのときわしが澄美を突き放さなければ、こんなに早くに娘を失うことも、孫であるお前の人生をゆがめることもなかったのだろうな」
薄刃義浪「これまで、いろいろと苦労をかけてしまい、すまなんだ」
・・・爺さんが悪いわけでは無いと思うが!
薄刃義浪「わしらは本来血の繋がった家族なのだ。 何かあれば、わしらが助け支える。 これからは遠慮せず頼ってほしい」
斎森美世「いきなり家族と言われても困ります。 頼れと言われても、どうしたらいいのか」
斎森美世「そもそも家族とは何なのでしょうか? こんなことも分からない私に皆あきれてしまうでしょう。 旦那様のことも怒らせてしまいました」
斎森美世「あの、申し訳ありません。 こんな、どうしようもない話をしてしまって」
薄刃義浪「いやいい。 美世の本音を聞けてよかった」
斎森美世「えっ?」
薄刃義浪「少し、お前のじいさんらしいことを言わせてもらうとな、今のように自分では抱えきれなくなったものを分け合えるのが家族ではないか」
斎森美世「分け合う?」
薄刃義浪「頼るというのは他人に丸投げするという意味ではない。 1人で持つには重すぎる荷物をいくらか持ってもらうことだと、わしは思う」
薄刃義浪「あきれさせても怒らせてもよい。 そんなことで家族の絆は壊れたりせん」
斎森美世「母がこの家を出ていったときもですか?」
薄刃義浪「確かにあのときは我を忘れるほど怒ったな」
斎森美世「母を嫌いにはならなかったのですか?」
薄刃義浪「嫌いになどなるものか」
・・・子を叱ることはあっても、嫌いにはならないものだよね!
薄刃義浪「許さんと思う以上に、澄美のことが大事だった。 今となっては後悔しているよ」
薄刃義浪「わしは守るべきものを見誤り、大切な娘を失ってしまったと」
薄刃義浪「そして美世。 わしは、お前のことも等しく大切に思っているよ」
斎森美世「私?」
薄刃義浪「ああ」
薄刃義浪「あのとき澄美が嫁に行ったから、お前が生まれ、わしらは生き長らえた」
薄刃義浪「こうして出会えて本当に幸せだ」
・・・爺さんの方が、まだ話しが分かりそうだ!
斎森美世(おじい様も私と同じだったのね。 本心と違うことを言って大切な人を傷つけてしまった後悔を抱えて)
斎森美世(そして、お母様は私の幸せを願って)
〈キイィィン〉
薄刃澄美《いつか、きっとこの力が必要になるときが来る》
薄刃澄美《だから》
・・・ママン、レインメーカー・ポーズ!
薄刃澄美「美世、愛してるわ」
・・・今回は、本当に 母の愛を強く感じる回になったと思う!
薄刃義浪「どうやら、澄美の封印は完全に解けたようだな」
鶴木新「祖父君!」
薄刃義浪「どうした?」
鶴木新「軍から、今し方連絡があったのですが」
薄刃義浪「何! 久堂が?」
斎森美世「旦那様が、どうなされたのですか?」
鶴木新「久堂清霞が異形に襲われて倒れました。 詳しくは分かりません。 作戦行動中に負傷したようで意識が戻らないと」
・・・大変だ!
斎森美世「嘘!」
鶴木新「どこに行くつもりですか!」
斎森美世「旦那様の元へ行かせてください!」
・・・新、離せし!
斎森美世「私 諦めたくないんです」
鶴木新「君を行かせることはできない」
斎森美世「いいえ、意地でも押し通ります」
・・・よし、美世さん、行け! 私が許す!
鶴木新「そうじゃない。 この家に美世を留め置くよう望んでいるのは俺ではないんです」
斎森美世「えっ?」
鶴木新「俺はある人物と取引をしました」
薄刃義浪「新!」
鶴木新「もう美世には嘘をつきたくないんです!」
・・・どういうことだ!
鶴木新「取引の相手は帝です」
・・・今上帝がどうしてなんだ!
鶴木新「夢見の巫女を取り戻したいという薄刃家の悲願成就に帝は手を貸してくださった」
鶴木新「その代わり今後は美世と他の異能者との接触を一切禁じ、夢見の巫女の存在を完全に秘匿せよと命じられたのです」
斎森美世「どうして?」
鶴木新「陛下が何をしようとしているのか俺には分かりません」
・・・理由を聞こうぜ!
鶴木新「命に背けば薄刃家だけではなく、美世もどんな罰を受けるか」
斎森美世「そんな」
〈ポン〉
鶴木新「あっ、祖父君」
・・・やはり、爺さんの方が物分かりが良かったね!
鶴木新「ハァ」
鶴木新「俺は君を諦められません。 君が、久堂清霞を諦められないように」
鶴木新「でも俺も腹を決めました。 君は行きたいのでしょう? 久堂清霞の元に」
鶴木新「その代わり俺も一緒に行きます。 君を守るために」
・・・伊達メガネだったのか!
薄刃義浪「まったく、かなわんな」
薄刃義浪「お前も美世も、わしの大事な孫。 お前たちを応援するのも祖父の役目だ」
薄刃義浪「さあ行きなさい」
斎森美世「あ」
斎森美世「ありがとうございます!」
斎森美世(旦那様、どうかご無事で)
五道佳斗「どうして、俺なんかのために隊長が!」
・・・五道くんのせいではない!
斎森美世「旦那様!」
五道佳斗「美世さん!」
久堂葉月「よかった! 来てくれたのね!」
・・・久堂葉月:日笠陽子
斎森美世「旦那様」
斎森美世「あっ」
斎森美世「生きてる」
・・・死んでちゃ、お話しにならないでしょ!
久堂葉月「もし2人がバラバラになったまま、永遠にお別れになってしまったら、どうしようって、私」
斎森美世「葉月さん」
斎森美世「旦那様はきっと、きっと目を覚まします。 私は絶対に諦めません」
鶴木新「美世。 君になら、久堂清霞を目覚めさせることができるはずだ」
斎森美世「えっ?」
鶴木新「夢見の異能ならきっと」
斎森美世「私の異能」
鶴木新「確かなことは言えませんが、やってみる価値はあると思います」
斎森美世「やります。 私に、できることがあるのなら」
・・・愛の異能の発揮だ!
「いいね」を頂くと幸せます。
観に来てもろうて、ありがとあんした。
寒天ゼリーは何味が好き? - 正直、何でもいい。
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