なるほど。言われてみれば、そうか。
五十年前の今頃、私はまだ母のお腹の中に胎児として成長をしていたわけで、無論当時のことは覚えていないが、昭和四十年初頭のイメージは、その流れを汲む「誠実」「謙虚」「整然」といったものなので、まだ暫くは日本人の良いイメージとしてこの東京五輪の時代のイメージが生きていたことが理解出来る。
昭和四十五年前後が近づくにつれ、安保闘争だの学園紛争だのと左翼的で暴力的なニュースが世間を賑わし混沌としてきたが、当時でもまだ「誠実」「謙虚」「整然」といったものがイメージされると思うのは、まだ戦前の日本人達が現役で頑張ってくださっていたからだろう。
ご存知の方も多いだろうが、この東京五輪で生まれたものの中に、今はユニバーサルデザインの代表格である「ピクトグラム」もある。
「トイレ」のマークや「EXIT」(非常口)などのマークも、異文化異言語の国の人々がたくさん集まることを想定した上で、日本人らしい「おもてなしの心」が結集して作られたものだ。
謂わば、「ユニバーサルデザインの雄」は日本発のものであったと、これは現代の日本人は知っておくべきだろうし、誇りにもっていい事実だと思う。
参考→1964年東京オリンピックで生まれたピクトグラムと禁煙のおもてなし
https://ebisawayuki.com/blog/ピクトグラム/
![1](https://stat.ameba.jp/user_images/20140919/16/moody-night/73/57/j/o0800060013071565579.jpg?caw=800)
![2](https://stat.ameba.jp/user_images/20140919/16/moody-night/4f/a2/j/o0800060013071565578.jpg?caw=800)
![3](https://stat.ameba.jp/user_images/20140919/16/moody-night/26/c6/j/o0800060013071565577.jpg?caw=800)
![4](https://stat.ameba.jp/user_images/20140919/16/moody-night/df/e2/j/o0800060013071565580.jpg?caw=800)
2020年の新しい東京五輪に、日本はどんな新しいアイデアを提案し、世界を牽引していくか、楽しみでならない。
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