祖母 | MoodSwing

祖母

日曜日、父方の祖母が死んだ。

享年84。

オレは小さい頃は、本当におじいちゃん子、おばあちゃん子だった。

これで父方の祖父母共に亡くした。

うちは両親が離婚してより、父とも父方の祖父母とも連絡を断絶していたため、とうとう10年間、会うことも声を聞くこともなかった。

親戚から、祖母が危篤だと聞いて、見舞いに行くべきか悩んでいたら、あっという間に死んでしまった。

自分は不孝者だと思う。

危篤で、生命維持装置を取り付けていた時は、口から機械をいれて、無理矢理、肺を動かしていたため、顔は凄い形相だった様だが、亡くなって、機械を取り外し、お化粧をしてもらったら、びっくりするくらい綺麗で穏やかな顔だったそうだ。

親戚のおばちゃんが言うには、「誰も悲しませない顔」、「あぁ、この人はちゃんと成仏したんだなと思える顔」だったそうだ。

オレの両親が離婚するとき、父方と母方の家族同士で揉めた。
父の実家で話し合いをして、離婚が決まった。
そんな辛い辛い話し合いの後、家に帰ろうと父の実家を出た時、祖母は玄関から飛び出してきて、泣きながら、オレの手を握って言った。
「離れて暮らす事になっても、お父さんはいつでもここにおるんよ、おじいちゃんも、おばちゃんもいつでもここにおる。やから、アンタは一つも寂しい気持ちにならんでええんよ。」
18歳のオレはその時、その言葉にどれだけの愛情や、優しさがこもっているのか、わからなかったけど、大人になった今は胸いっぱいにその言葉を受け止める事ができます。

今は位牌は叔父さんの家にあるそうだ。

この日曜日、もう骨壺の中に入っちゃったけど、祖母に会いにいきます。

ばあちゃん、本当にごめんね、ホンマに大好きやったのに。
ありがとう。
ごめんなさい。