こんにちは

 

 

不安と期待いっぱいでトロントから旅たった私達とペロンチョ。

 

機内食は今までで経験した中で一番おいしかったよ。

KLMの機内食

チキンとビリヤーニ、ポテトサラダ、ケベックのチーズ、チャバッタとバター

デザートはチョコケーキ

 

途中経由のオランダ空港へ到着。

8時間もあったのでウロウロしました。

 

オランダ空港

思わずパシャっ

 

オランダ空港のお土産

チューリップの球根。花が黒いやつあったよ

 

 

フライトアテンダントさんに犬と一緒に乗ってると言うと『大丈夫!ペットはきっと今頃人間より大事に世話されてるからね。安心して!』って言われて二人で胸をなで下ろして到着を待ち遠しく思ってました。

 

朝食は可愛い箱に入ってた

KLM機内食の朝ごはん

ブルーベリーマフィンとオレンジジュースとヨーグルト

 

最終目的地のクウェート空港に到着。

まず空港へ着いて両替所へ行くとお兄さんがお金を手渡しながら

 

『はい。あぁ、ちょっと多めにあげるから』

 

とか言うんだけど(´・ω・`)

 

意味がわからんかったけどサンキューって言って後でハメ子に確認したら言葉通り実際の金額より多めにくれたみたい。

そんなことってあるんですかね。

 

出だしは良かったものの、ここからが悲劇の始まり。

 

まずビザ取得のために空港内にある手続きの場所へ行くとコピー機があって、自分でパスポートのコピーを撮って、記入用紙に書き、手数料の切手みたいなのを買い列に並ぶ。(コピー機がなぜかめっちゃ古い!)

 

そこから渡された紙を持って、警察の人がたった一人でさばいてる長蛇の列に並ぶ。(係の席は3つあるのになぜか一人。並んでる人みんなめっちゃ文句言ってる。そして私は下の階で担当の警察の人たちがお茶してソファに座ってたのを見てしまった!)

 

指紋と写真を撮られやっとパスポートにスタンプ押してもらいに並ぶ。

ペロちゃんのことが心配でソワソワ。

すでに空港に着いてから一時間経過。

 

ビザの手続きが終わってスーツケースをピックアップに行ったら、肝心のペロが見当たらない。

 

ちょっと焦りながら手荷物の案内所みたいなところへ行くと、おじさんがちょっと待って〜って調べてどっかに電話したら別の場所にいるかもって。

 

別の場所ってどこだよって思ってると電話からここで降ろすはずが間違えてバーレーンに送ったかもって。

 

嘘でしょ!!?

 

ここでパニックのスイッチが入ってもう泣きそう。

 

私おじさんにThis is not acceptable!! Are you fucking kidding me!!?

とか言ってしまう。

 

おじさんが私達の慌てようにようやく席から立って空港ウロウロしながらトランシーバーで誰かと話し始める。

 

しばらくたってまた連絡が来て、見つかったから15分後くらいに連れてくるよって。どうやら本当にバーレーン行きの荷物に入れようとしてたみたい。

 

そっから15分どころかまた一時間半くらい経って、やっとどこからかペロちゃんが到着。

半泣き状態で近づいたらクレートが熱いことに気づいて、びっくりして水を飲ませたらペロちゃんが必死で何杯も飲み干すからもう連れて来たことに後悔しかない状態でした。

 

KLMの飛行機から降ろされた後は一体どういう経緯で外が40度くらいある状態なのに放置されたのか。本当に腹立たしい。

(せめて夜だったので助かったんだと思う)

 

そしてKLMのペットホテル代を200$払ってケアをしてもらったんだけど、一つ驚いたのがペロちゃんのクレートが他の犬のものと取り違えられてたってこと。

全く同じメーカーだったので間違えたのかもしれないけど、ペロちゃんのケージより一回り大きいもので、持ち手も違うし入れた記憶のない中国語の新聞紙が敷いてあるやつでした。

でも良くいえばちゃんとペロちゃんを一度クレートから出して本当に散歩させたりご飯や水の世話をしてくれたってことだと思うので、これに関してはそんなに気にしてないです。

 

問題はクウェートの空港で働いているスタッフの生き物の取り扱いがかなりいい加減だってこと。

クウェートの空港はかなり古いそうで、すでに新しい空港を作る計画があるそうです。2020年に完成予定だという話で実際にもう動いてるそうなんだけど、それと同時にもっと荷物のロストが無いように、ペットの扱いをちゃんとするようにシステム管理をして欲しいです。

 

 

さぁ!やっと空港から出るぞ!って段階で最後に手荷物をベルトコンベアーに乗せてスキャンするところがあって、ペットだから乗せなくていいですか?ってスタッフの人に聞くと分からないって。だから結構後ろに座ってるクウェート人の警察官に聞くと別室へ連れて行かれここで持って来た書類見せてと言われる。

ハメ子が一人で中に入ると三人のクウェート人が座ってコーヒー飲んでるのがちらりと見えて、そこからめっちゃ笑い声とか聞こえるし、話が長い。

やっと出て来たから何してたの?って聞くと、『私がカナダ国籍だから驚いてたのと、日本人と結婚してるっていうのが興味深かったみたい。あと私が日本語話せるから驚いて笑ってたよ。今からタクシーで別のビルに行って手続きがあるらしい。ペロちゃんは他の車で運ぶって』って言われて私がまた行方不明にされるんじゃないか不安で嫌がってから警察官がにこやかに大丈夫だよ、行きなさい。というので仕方なく移動しました。

 

移動先が検疫所だったんだけど、ハメ子だけ行って私はタクシーで待つことに。

運転のおじさんが陽気で自分のペットのラクダとかヤギの動画を見せてくれてどこから来たのかーとかおしゃべりしてたらハメ子が困った様子でビルの中で待っててって。言われた通り中に入ると、クウェート人の人がハメ子に

国籍はどこだ、なんで親がクウェート人なのに国籍を放棄したんだ。クウェートの国籍を取る方が賢いだろ。って真顔で言うからびっくり。

 

結局私はそのちょっと怖そうな人と部屋に残ることに。指でぱちんぱちんって呼ばれsitって言われてソファに着席。

 

そこからいくら待てどもハメ子は来ない。

結局2時間くらいしてから帰って来て、ペロちゃんも登場。

あー!良かった!と呑気に思ってたら、その2時間くらいの間にペロちゃんは必要な書類が足りないとかで1週間くらい検疫所に保管されそうになってたみたい。

 

こんないろんな動物がいて温度の管理もされてないようなところにペロちゃんを一週間もキープするなんて!と思って必死で泣きながら『お願いします、私も妻もこの子は娘みたいなものなんです』って言うと泣いてるハメ子を見て『あんた、惨めで可哀想だよ』と言って、担当のクウェート人の男性が車でハメ子を必要なオフィス12箇所全部一緒に周ってくれて書類を完成させてくれたみたい。

 

なんか下調べしたこととは全く違った状況に入ってしまって何がなんだか分からないことになった引っ越しでした。

 

ペロちゃんは私達の引っ越しに振り回されて本当に可哀想なことをしました。

今日は引っ越して来て三日目の夜なんだけど、すっかりここに馴染んで可愛がってもらってるからホッとしてます。

 

 

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