ごぼうをささがきすると、なぜあんなにも遠くへ飛んでいくのか
30過ぎてごぼうの美味しさに目覚めたうさこです
昨日はリンク可能なブログをご紹介しましたが、
実はうさこに1番生きる勇気を与えてくれたブログをご紹介出来ていないのです。
しかし、そのブログは一般の方のもので、既に亡くなられているの
(´;ω;`)
なのでブログタイトルなどは明かせないんだけど、お話だけさせてください。
がん患者さんだけど、子宮頸がんの方ではないです。
たまたまそのブログにたどり着いたのは、私がまだ抗がん剤中のこと。
しかもちょっと病んでた時。
最新記事を見つけた時にはもう終末期の緩和ケアを受けられていた。
最初から読んでみると、発見した時には手術不可能で、抗がん剤治療も拒否して過ごしたとのこと。
抗がん剤治療していた私にとってそれは衝撃的。
「再発した時、抗がん剤を一切しなければどうなるのか...」
そういうこと考える人ってけっこう多いと思う。
色んな意見があるし、再発もしてない私が言うなって思われるかもしれないけど
この方のブログを読んで、抗がん剤治療をしない選択について考えさせられた。
それは闘わずに逃げることじゃなかった。
抗がん剤をしないことで、約1年入院せずに普通の生活を送って、旅行したり好きなことしたりして、体の状態が悪くなるギリギリまで元気に過ごしてから在宅の緩和ケアに。
え?がん患者さんってこんなに亡くなるギリギリまで元気でいられるの?って驚いた。
抗がん剤を否定してるわけじゃないよ。私も抗がん剤したし。
治療しないって選択は患者さんのがん細胞の進行具合にもよると思うから。
そしてね、このブロガーさんがすごいのは、モルヒネとか使い始めて意識が朦朧としてる時にも意識が戻ったら何度もブログ更新されていたの。
そこでこう綴ってあった。
「大丈夫。みんな、死ぬのはこわくないよ。私が保証する」
“死ぬのはこわくないよ”
生と死の本当にギリギリで闘ってる彼女からのメッセージは、驚くほど力強い言葉だった。
それは私に生きる希望をくれた。
ちょっと不謹慎かもしれないし、自分勝手かもしれないけど、私はこのメッセージで
自分にも起こりうる未来をリアルに見せてもらった気がしたんだ。
“生きる”ことはいくらでも想像できる。
だけど“死ぬ”ってことは想像がつかない。
痛いの?
苦しいの?
辛いの?
何もわからない。
だから余計に怖い。
死が訪れたとしても怖くないんだと、恐怖がやわらいだらとても楽になって
なぜか生きることへ前向きになれた。
こんな風に書くと、自分より悪い人と比べて安心したのかと思われるかも...と思って書かなかったんだけど、
前に私のブログへコメントで
「子宮頸がんの検査で引っかかってすごく怖かったけど、うさこさんのブログを読んで、もし結果が悪くても頑張れると思いました」っていう書き込みがあって。
私も似た気持ちだったと思った。
そのコメントが本当に嬉しかったんだ。
私も知らないところで誰かを励ませたのかなって。
あーでもうまく言えないなぁ
伝わるかなぁ。
このブログのエピソードがもう一つある。
見つけてからしばらく更新がなくて、心配していたら
後日家族の方から更新があって知った。
私がブログを見つけた日に亡くなっていたこと。
ブログを辿って読んで知った。
札幌に住んでいた彼女は病気が発覚して、私と同じ地元に帰り、私が地元でお世話になった病院にかかっていた。
出会うべくして出会ったブログなんだろうなぁ...。
でも出来ればもう少し早く知って、コメントしたかったなと思うのです。
******
この記事で気分を悪くされた方がいたらごめんなさい。
それから私自身が再発転移した時に必ずしも無治療を選択するという宣言ではありませんので。
再発転移したとしても、たぶん抗がん剤はすると思う。
抗がん剤やその他の治療で闘い続けることも、しないという選択もどちらも勇気がいること。
改めて、今日も闘い続ける仲間たちに、尊敬とエールを。
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