それは突然
真っ暗なカーテンが引かれて
目の前の全てが色を失う。
100回の混乱と
1000回の「どうして」を繰り返して
1万回絶望する。
大切な人たちの目にも悲しみを灯し
またそれに打ちひしがれて
その度に何度も運命を呪う。
息をするのも苦しくて
眠れなくて。
昨日までの自分の世界とは
何もかもが全て変わってしまった。
それでも。
大丈夫。
ダイジョウブダイジョウブダイジョウブ
それは、
「助かる」とか「余命」とか
そういう次元の「大丈夫」ではなくてね。
どういう結果が待ち構えていても
生きていれば
気持ちはちゃんと立て直せる。
運命と向き合って
笑える日は絶対にくる。
本当だよ。
病気を告げられる前の日々よりも
当たり前の毎日が
本当に愛しい。
だから
たくさん苦しんだら
自分を許してあげて。
あなたは何も悪くないんだから。
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これは
今日もどこかで告知をうけているあなたと
あの日どうしょもない悲しみにおそわれた 私への手紙。
たくさんの愛をこめて。

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