本日は、株式会社ウイルの創立記念日です。丸21年が経過し、これから22期目がスタートします。

今まで会社経営は順風満帆できたかと言うと、決してそんなことはありません。
1992年頃からバブル経済の崩壊があり、とりわけ私の会社で行っている広告宣伝事業も、最初に直撃を受けました。

宣伝費の縮小、突然の仕事打ち切り。そんなわけで当時は売上が半減し、資金繰りもおぼつかない日々が突然、やってきました。
当時、まだまだ女性の経営者は少なく、社会的な信用も得にくい時代でした。また「1円起業」や「SOHO」、「週末起業」などという今時のワークスタイルも、まだなかった時代です。
銀行に融資の申し込みに行っても「事務員さんですか?」と言われ追い返される始末。
自分の貯金もやがて底がつき、時にはたった数万円を作るために、服やバッグまで質入れしたこともあります。その時の情けなさ、惨めさは多分、一生忘れられません。

また、2度目の危機は2009年、リーマンショックの時でした。やはり同じく、企業の内製化が進み、主力の仕事が一気に減少しました。新たな仕事を求めて、必死に入札にも参加しました。

もはや、これまでか?…と思った矢先、なぜか何度か救いの手が入りました。
入札が通ったり、銀行融資があっという間に通ったり。
「明けない夜はない」――そう思いました。

起業するということは、プラスマイナスドローどころではありません。マイナスにいきなり突き落とされる、まさにその「崖っぷち」の覚悟があるかどうか。


その緊張感の連続で20年以上生きてきました。


それでもここまで続けてこれたのは、「生かされてきた」からなのでしょう。
まだ続けることを許されている――そう思いながら1年、また1年と積み重ねてきた日々でした。
だからこそ初心を忘れずに奢らない、威張らない、自惚れない。

今まで支援してくださったすべての皆様に感謝申し上げます。


#本日の5つの良いこと。
1.無事会社の創立記念日を迎えられた。
2.4期目の年間契約書を提出できた。
3.某TV局での選奨会議を無事終えることができた。
4.六本木ヒルズのカフェで飲んだブルーベリーラテがおいしかった。
5.家族で食卓を囲み、チラシ寿司を食べた。