2006年10月13日 株式会社アスキー
「大田区スタイル
～産官学連携×ITでものづくりの復活！」
刊行のお知らせ
株式会社アスキー（本社：東京都千代田区 社長：佐藤 辰男 以下アスキー）は、東京都大田区の中小製造企業の現場とその現場を支えるITおよび行政をレポートした書籍「大田区スタイル～産官学連携×ITものづくりの復活！」を11月13日（月）より全国の書店、およびWeb書店にて販売いたします。
本書は、高い技術力で日本の「ものづくり」に取り組む大田区の約5,000の中小製造企業の経営課題解決のためのIT化、それらを支える行政をレポート、企業と行政が一体となって生き残りをかける様子をまとめたものです。中小製造企業が抱えるコストカットや跡継ぎ問題など、さまざまな課題に直面しながらも、産官学連携のもと、海外進出やIT導入、ベンチャー企業の創業などを実行し、事業継続と地域ブランド推進、日本のものづくりの最先端としてのさらなる飛躍を目指す施策を紹介しています。この姿は「大田区モデル」とも呼ばれ、中小企業再生の１つのスタイルとして注目を浴びています。
内容は、アスキーが運営する中小・中堅企業向けサイト「アスキービジネスオンライン」にて、2006年6月より連載しているレポートに加筆したものです。著者は、大田区在住で、自ら大田区発展のために様々な活動を率先して行っている株式会社ウイル 代表取締役の奥山睦氏。
■本書の主な内容
・事業継承、人材育成など生き残りにかける施策
ITを使った技術継承や柔軟な発想でITを駆使した画期的な経営を始める若手経営者たち。後継者問題解決のための、中学生の職場体験や高校生と中小企業のマッチングサービスなど行政や企業、地域が一体となったものづくりの活性化プロジェクトの数々。
・日本初、行政主導による海外工場、タイ「オオタテクノパーク」の紹介
2006年6月に大田区主導でタイに工場を設立。区内中小企業の海外進出を行政が力強くサポート。
・産官学連携によるものづくりの町「大田区」のブランド推進
2005年8月「モノづくり応援隊in大田区」を設立。 経営とITの両面に精通したITコーディネータ が、大田区の中小製造業をサポート。2006年2月には、優れた機械工業技術の集積を象徴する「大田ブランド」発信事業を発足。
当社では、2005年6月より、中小・中堅企業向けのサービス事業「アスキービジネス」を立ち上げ、的確な情報提供とサポートを行っております、また、経営者、事業責任者向けには、経営戦略の立案から売上をUPするための戦略まで、役立つ情報を提供するセミナーも実施しています。今回の「大田区スタイル」は、まさにアスキービジネスがサポートする中小製造企業の現場レポートであり、企業と行政が協力して、事業継承に取り組む姿は、さまざまな業種の中堅製造企業、他地区の行政の方にも参考にしていただける有意義な内容となっております。
【報道関係のお問合せ先】
株式会社アスキー
マネジメントサポート室 大塚
TEL：03-6888-5582 www-pr＊ml.ascii.co.jp（＊を＠に変えてください）
【お客様のお問合せ先】
株式会社アスキー
営業本部 出版営業部
TEL：03-6888-5500
■本書の概要
書名：大田区スタイル
～産官学連携×ITでものづくりの復活！
著者：奥山 睦
仕様：四六判 160ページ
定価：1,680円
ISBN：4-7561-4826-3
発行・発売：株式会社アスキー
発売日：2006年11月13日（月）
【目次】
第１章 IT化失敗からの復活
第３セクターの失敗から民連携のＩＴ化支援ビジネスへ／出前型ＩＴ講習とは？
第２章 大田区製造業者の横顔
ものづくり第1世代／ものづくりIT経営革新企業／２代目経営者たちが語る次世代経営手法／ものづくりベンチャー
第３章 大田区製造業の「今」
タイに日本初の自治体支援による海外集合工場「オオタ・テクノ・パーク」完成！／「優れた機械工業の技術の集積」を象徴する「大田ブランド」／「連携」で新しいものづくり「オオタコレクションネットワーク」
第４章 ものづくりを支援する
ITコーディネータが中小企業をサポート「モノづくり応援隊in大田区」／「空」に夢を馳せる産官学連携を担うＮＰＯ「大田ビジネス創造協議会」
第５章 ものづくりの未来へ
中学生の職場体験を地域ぐるみでサポート／若者と中小企業とのマッチング
【著者紹介】
■奥山 睦（おくやま むつみ）
出版物、Webサイトの企画制作を主とする株式会社ウイル代表取締役。
大田女性企業家ネットワーク「TES」の有志で作ったITコンサルタント会社・株式会社イーテスの設立メンバー。 （独）中小企業基盤整備機構経営支援アドバイザー、（財）社会経済生産性本部認定キャリア・コンサルタント。
2004年、長年の区政発展の寄与により大田区から「特別功労者」として表彰された。
著書に「メイド・イン・大田区」（サイビズ）、「在宅ワークハンドブック」（21世紀職業財団）、「SOHO受発注トラブル事例集」（社会経済生産性本部）等。
※コメント
世界に冠たるものづくりの町である東京都・大田区。約5000社の工場が、今日も生き残りをかけた戦いを続けている。中小企業が抱える技能継承と事業継承という最大の課題。この2つを解決するための行政施策とは、産官学連携とは、国際展開とは、人材育成とは、IT活用とは何か？ 「大田区スタイル」は、そんな中小企業生き残りの秘策が満載だ！