昨日は夕方から神保町で書籍の編集会議でした。黄昏時に岩波ホールの大きな映画の看板を横目でみながら、黄金色に輝く古本屋さんの店先をながめて出版社のビルに入ります。
なんともいえない古本の香りというのが、この町の全体を表現しているように思います。
会議自体はとても熱く、「こんな本を作りたい!」という出版社と執筆する私のコンセンサスをとるものでした。4月の発刊をめざしていますから、12月、1月で取材と執筆を終えねばなりません。結構、ハードなスケジュールです。
現在、私の会社では8割がたがWebサイトの制作です。でももともと私は書籍の編集が仕事の原点なので、本作りには特別な思い入れがあります。手をかけて形になっていくプロセスが好きなんですよね。編集者、制作進行、ライター、デザイナー、印刷屋さんというたくさんの人の力を出し合って、1つのものを作り上げますから。
以前、もうライターとして書籍を何冊も出している方から「台割って必要なんですか?」と聞かれ、本当に驚いたことがありました。ネットが発達して昔よりデビューのチャンスをつかむ機会は確かに増えました。しかし、基礎を理解せず参入した方も多いようです。
ちなみに「台割」とは、出版・印刷業界ではとても大切なシロモノです。
簡単に言ってしまえば、台割とは印刷物の設計図です。建築物で言うと、設計図がなければ家は建たないし、設計図が間違っていたら欠陥住宅になってしまいますよね。それと同じで印刷物も台割がなければ刷れないし、台割が間違っていたらおかしな物が出来上がってしまいます。
要は何ページに何を入れるか。
たとえば、表1は4色のイラスト、表2は広告、1ページ目は目次を入れて、2ページ目から5ページ目までは特集記事で……というようなものを一覧表にしておくものです。印刷屋さんによっては、入稿時に発注票と一緒に提出を求められるところもあります。
後はレイアウトの構成を考えるときにも重要な要素になります。
見開き2ページを使って表現できるか、単ページの表現になるか。それによって記事のダイナミズムというものもずいぶん変わってきます。
なんともいえない古本の香りというのが、この町の全体を表現しているように思います。
会議自体はとても熱く、「こんな本を作りたい!」という出版社と執筆する私のコンセンサスをとるものでした。4月の発刊をめざしていますから、12月、1月で取材と執筆を終えねばなりません。結構、ハードなスケジュールです。
現在、私の会社では8割がたがWebサイトの制作です。でももともと私は書籍の編集が仕事の原点なので、本作りには特別な思い入れがあります。手をかけて形になっていくプロセスが好きなんですよね。編集者、制作進行、ライター、デザイナー、印刷屋さんというたくさんの人の力を出し合って、1つのものを作り上げますから。
以前、もうライターとして書籍を何冊も出している方から「台割って必要なんですか?」と聞かれ、本当に驚いたことがありました。ネットが発達して昔よりデビューのチャンスをつかむ機会は確かに増えました。しかし、基礎を理解せず参入した方も多いようです。
ちなみに「台割」とは、出版・印刷業界ではとても大切なシロモノです。
簡単に言ってしまえば、台割とは印刷物の設計図です。建築物で言うと、設計図がなければ家は建たないし、設計図が間違っていたら欠陥住宅になってしまいますよね。それと同じで印刷物も台割がなければ刷れないし、台割が間違っていたらおかしな物が出来上がってしまいます。
要は何ページに何を入れるか。
たとえば、表1は4色のイラスト、表2は広告、1ページ目は目次を入れて、2ページ目から5ページ目までは特集記事で……というようなものを一覧表にしておくものです。印刷屋さんによっては、入稿時に発注票と一緒に提出を求められるところもあります。
後はレイアウトの構成を考えるときにも重要な要素になります。
見開き2ページを使って表現できるか、単ページの表現になるか。それによって記事のダイナミズムというものもずいぶん変わってきます。