年末に コロナ感染 辛すぎる
はいど~も。
元日は能登半島地震、二日は羽田空港航空機事故、他にも災害・事件・事故が多発している2024年。
特に羽田の航空機事故では、海保の亡くなった5名の乗組員より、全員脱出した旅客機の貨物に預けられて死亡したペットたちに焦点が当てられた。
なぜペットを客室に入れてくれないんだ。
アレルギーがあるから客室に入れられるのは絶対に嫌だ。
ペットだって大切な家族だから荷物扱いは酷い。
そもそもペットを旅行に連れてくな。
様々な意見があり、それぞれの主義主張もわからなくもないようであり、人間のエゴに見えてしまったり。
私としては、ペットを守るのは飼い主の義務、少なからずストレスを与えたり危険かもしれない事は絶対にしない覚悟がなければ飼うべきではないと思っている。
そんな議論がなされる約1ヶ月前『犬を飼っている高齢者は飼っていない人と比べて認知症の発症リスクが4割低かった』とする研究結果を東京都健康長寿医療センターの研究グループがまとめたとニュースになった。
その要因は、
①犬は散歩に連れていかなければならず、歩くことそのものが認知症発症リスクを低くする。
②散歩することで社会との繋がりができ、会話も多くする。
③犬は人間の気持ちに寄り添うことができるため、セラピードッグの役目も果たしている。
とのことだ。
このことがある番組で取り上げられ、当然のようにセラピードッグの話になり、出演者が「高齢者こそペットを飼うべきですね」と発言した時、私は思わず「こいつ、何言ってんだ?」と呟いていた。
現在の保護犬は多頭飼育崩壊だったり偽ブリーダーの飼育放棄だったりと理由は様々だが、高齢者が亡くなったりお世話ができなくて『捨てる』ことも少なくない。
ただかわいいから、癒されるからという理由で買ったりもらったりして、自分の寿命とペットの寿命を比較もせず、自分の身の回りのことができなくなってきたらペットが重荷になり、保護施設に引き取ってもらったり時には捨てたりする。
そうして捨てられた犬がこの日本にどれだけいると思う?
確かに犬は盲導犬や聴導犬、探知犬にセラピードッグと人間のパートナーとして活躍してくれているが、それはあくまでも仕事であって、彼らもリタイアすれば人間と同じように施設や看取りさんたちの所で余生を過ごす。
ペットは人間の癒しのために飼うのだろうが、そこにはペットの一生に責任を持つという大前提の義務がある事を忘れてはならない。
だから「認知症予防に」とかいう安易な理由で犬を飼ってはいけないし、それを助長するような発言をメディアでして欲しくない。
「ペットは子供と同じ」という人がいるが、それも違うと私は思う。
子供はある程度大きくなれば自立する(しなくても死にはしない)が、ペットは飼い主が守らなければ死んでしまう。
野良になったらそれこそ人間に『処分』される。
人間のエゴでペットのことを語らないで欲しい。
『ペット』と『動物』の違いを今一度よく考えて欲しい。