ヒステリック資本主義 | 門前小僧、習わぬ今日を読む

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反グローバリズム、反新自由主義、反緊縮財政。
アイコン,ロゴ画面はイラストレーターtakaさんより。
takaさんの詳細情報はブログ画面にて。

 

資本主義システムをざっくり言ってしまえば、

 

資本を集めてより大きな資本を形成し、

その集めてデカくなった資本を

目的や指向性をもって投下(投資)することで、

より大きな事業をこなすシステム
 

無論これだけなら悪いことはないが、

資本を集めたり使ったりする過程で色々問題が起きるわけで。

 

資本の集約と投下のプロセスで、

企業や家計といった様々な経済主体への分配が起こり、

 

これによって各経済主体は

 

活動に必要な糧を得ることになる。

 

この分配は偏りを当然に孕むものではあるけど、

偏り過ぎるとシステムの構造自体が歪になって、

破綻する可能性も出てくる。

 

解りやすく極論するなら、

 

事業の運営、実行を直接担う労働者や企業が

活動できないレベルにまで分配が損なわれれば、

事業自体が潰れてしまう。
 

資本とは金融資本のみではなく、

労働者や企業設備といった

実物資本も資本の一部なのだから当然と言える。

 

こうした資本主義における

問題点というか脆弱性みたいなもんに、

 

危機感持ったり疑問視したりして

 

「分配をもっと公平に近づけた方がええんと違う?」

 

くらいの話に

 

「資本主義を否定するのか!この共産主義者!」

 

とかヒス起こして発狂するのは、

控えめに言っても頭がお菓子いと言わざるを得ない。